濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ49)

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𝟒𝟗 ページ49

ちあき「結局私らはここに来ちゃってる笑、」

既に一軒目でワインを飲み顔が赤いちあきちゃんと来たのはいつもの居酒屋、笑

『山内居ないしほどほどにね笑、』

ちあき「いいなぁ〜、私も関西帰りたいー」

『そっか〜、私あんまり馴染み無いんだよね

濱くんたちが大阪時代の時にちょくちょく行ってたくらい』

ちあき「大阪の現場の時私ら会ってたかも、笑」

『あ、確かに笑、』

ちあき「健ちゃん何してんねやろ、もうホテルおるんかな

電話してみよ」

『さっき濱くんが撮影終わったって言ってたからもう終わってるっぽいけど、、』

ちあき「意外と早く終わったんや、あ、出た

もしもし健ちゃん？え、今どこ居るん、、

はぁ？？！？」

途端に声を荒げるちあきちゃん

ちあき「で、？なんぼ使ってんの？

え、なんなん？あんたらその為に大阪行ってんの？

A、健ちゃんも濱家も競馬で買ったお金で大阪の姉ちゃんと遊んでるわ」

『え、？笑』

ちあきちゃんの言葉が理解出来ずにいるとウーロン茶のジョッキに付いた水滴が滴れる

ちあき「ホンマ頭おかしいんちゃうん？せめて嫁がおらん所で電話出るとか出来ひんの？

もうええわ、切るで」

そう言いながら電話をブチリと切ると勢いよくハイボールを飲むちあきちゃん

ちあき「はぁ、、風俗行ってんねんて、濱家も」

『え、風俗って、、』

芸人が良く風俗の事をネタにしているのを濱くんからも聞いていた私はすぐにどういう事か理解した

ちあき「別ええけど、けど普通嫁から電話かかってきてんねやったら女の子おらんとこで出るやろ

あんな甘ったるい女の子の声聞かされる嫁の気持ちになれへんの？男って」

ハイボール片手に愚痴が止まらないちあきちゃんと引き換えに何も言葉が出ないままただ苦笑いで応える事しかできない私

ちあき「A、、濱家は、？」

『あ、え？濱くん、、なんも連絡ない笑、』

スマホを見ても通知は無く、心にポッカリ穴が空いた様にただひたすらにモヤモヤするだけだった

ちあき「はぁぁぁ、ほんま腹立ってきた、、

Aは大丈夫？」

『あ、うん、私は笑、

取り敢えず遅くなっちゃうし帰ろっか、！タクシー呼ぶね！』

必死に普段通りの私を取り戻そうとスマホを取り出しタクシーを呼ぼうとすると、、

『濱くん、、』

スマホには"濱くん"からの着信画面が表示された

私は濱くんからの着信を切りタクシーを呼んだ。