濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ14)

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𝟏𝟒 𝐇 𝐬𝐢𝐝𝐞 ページ14

久しぶりに少し大きめの劇場でのネタがあり舞台袖は盛り上がった

スタッフ「かまいたちさん出囃子入りまーす」

数え切れないほどやってきたネタをステージ上でやる事に特別慣れたわけではないがこれと言って緊張するわけでもない

『どうも〜かまいたちですーよろしくお願いします！』

うわ〜めっちゃ人集まってくれてるやん

そんなことを思いながらもネタを続け、観客席を見渡すとどこか見覚えのある人影が見える

A、、、？

なんでおんの？という疑問と普段より少しおめかししてるのか大人っぽいAのマスク越しに伝わる俺を見守ってくれてる表情にハッとしネタで噛んだ

山内濱家『「ありがとうございましたー」』

なんとか噛むだけですみネタが飛ぶ事は無かったが隣でニヤニヤしてる山内

『ごめん山内めっちゃ噛んだわ、、ってなんやねん』

山内「後ろの方のAちゃんやろ？笑」

『なんでしっかり気付いてんねん、笑』

山内「そりゃ分かるやろ、笑」

『俺も知らんかったわ、』

楽屋に戻りすぐにスマホを取り出しAに連絡をすると内緒で来たというA

案の定山内が余計な事を言い出せば大吾さんも乗っかり楽屋に来ることになった

はぁ、最悪や、、なんで今日に限っておめかししてんねん

あ、関係者で通らんのちゃうん、そんな合間に樺ちゃんの声とAのことを呼ぶ大吾さん、俺を呼ぶ山内の声が聞こえた

行かんわけにもいかへんしと、みんなの元へ向かう

無意識、、ホンマに無意識に俺はAを隠すよう目の前に立った

みんながAの事を見てる、ましてや可愛いやらなんやら言われ俺は後ろにいるAの服の袖を掴んだ

俺はAをこの場にこれ以上居させたくない一心で客席に戻るよう促せばすんなりと聞き入れてくれるA

もっと一緒におりたいねんけどなー、、、

髪の毛がくるくるで可愛いAを見送り楽屋に戻った

リリー「濱家さんの奥さんめちゃめちゃ可愛ないですか」

『なんでリリーもおんねん、笑』

山内「もう濱家ブチギレるからやめとき笑」

みんながAの事で盛り上がる中、俺の事を気にかけた山内がなんとか場を沈めた

これやからあんま来させたないねん、、

そこからラストのステージも終わり俺はすぐに荷物をまとめた

Aに会いたい、、

樺澤「濱家さんAちゃんに会いたいって顔に出てますよ、」