ヤキモチ日和 ページ10
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望『ゴミ捨ててきてやるから待っとって』
タピオカを飲み終わった後、
小瀧が急にそう言ってベンチから立ち上がる。
A「え、わたしも行くよ?」
小瀧に続いて立ち上がろうとすると、
ええねんええねん、って無理やり肩を押されて座らされる。
望『ちゃんとそこで待っとるんやで!!』
えなに、急に優男発動しんといて?!?
スタイル抜群の体がトコトコ走ってく 。
、、なんか走り方かわいいな、。笑
なんて考えてると、
ふいに後ろからでっかい声が聞こえた。
『あれ〜?!Aやん!!!』
『何しとんの、こんなとこで?』
聞き馴染みのある、ふわふわした声。
A「あ!!りゅうせい!!!」
にこにこしながら近寄ってくる大男は、
中学時代にダントツで仲の良かったりゅうせい。
流『久しぶりやなあ!!』
A「ほんま、元気してたん??」
流『ん、たぶん〜笑』
約2年ぶりの再開に、
思わずテンションが上がった。
A「なんやねん、まあ元気そうやからええわ笑」
相変わらずモテモテなんやろうな〜、
顔だけはええねん、
ド天然やけど。
流『てかA、なんか涙の跡ついてない?』
自然とわたしの横に腰掛けたりゅうせいは、
顔を覗き込みながらいきなりそう呟く。
A「あ、さっき映画みてきt、、」
流『なんか嫌なことあったん?』
流『てか今日誰と来てんの??』
いやいやいや、
わたしの話を聞け??
わたしが口を挟む間もなく、
りゅうせいはわたしの目元を優しく擦る。
流『ん、とれた』
A「ありがと、でね、今日は誰と来てるかっていうと、、、」
流『あの人?』
わたしの後ろを指さしたりゅうせい。
急いで振り返ると、そこには硬直した小瀧が突っ立っていた。
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WESTのん - 次の更新楽しみです!後でお気に入りに追加しときます! (2020年2月2日 3時) (レス) id: 2f51113b8a (このIDを非表示/違反報告)
ももも(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!( ; ; ) (2019年12月28日 1時) (レス) id: f898c0f9ee (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - 更新楽しみにしています♪ (2019年12月25日 4時) (レス) id: cc6a531d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももも | 作成日時:2019年11月24日 23時