冷たい手-1-【紫】 (ページ7)

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『え・・・

ああぁ！・・えっと・・・ハマダ・・さん？

え、何でこんな所に？
あ！その節は大変お世話になりました。』

白のＴシャツにデニムを履いて、顔が確認できるように少しだけマスクをずらしたハマダさんは
深々とお辞儀をする私をみてはははっ！と笑った。

「ビックリしたぁ！コンビニ行こうと思ったらAさんいるんやもん！
あの後スマホ、大丈夫でした？」

三か月前のことを未だに心配してくれるハマダさんはやっぱり優しくて、仕事で疲れた私を癒してくれるようなその笑顔にまたドキッと胸が鳴る。

『スマホは結局ダメでした。
あ、でもバックアップ取ってたので問題なしです！』

「そうなんすね！ならよかったっす！

あ、もしよかっ

「＿＿＿＿濱ちゃん。何してんの。」

あ、ごめんな。ちょ先行ってて！すぐ行く！」

ハマダさんの後ろから不審そうにこちらを見る背の高いイケメンお兄さん・・・

『ごめんなさい。お友達とご一緒でしたか。
じゃぁ私はこれで。』

「あ・・・・ちょっ待って。
すんません。何度も呼び止めて！

あの・・・

もしよかったらでいいんすけど・・・

あの・・連絡先・・・とかって教えてもらえないっすか？」

『＿＿＿＿＿＿え？』

「あっ、・・・やっぱダメっすよね！
すんません！ほんま！いきなり！
ほんま今の！忘れてくださ

『いやいやいや！全然！謝らないでください！
あの、大丈夫なので！

あの、ぜひ！・・・・ぜひ？笑

よろしくおねがいします。////』

え、ほんまっすか？
あ、すいません。///」

じゃぁ。とお互いスマホを取り出し連絡先を登録した。

あ、スマホ変わってる。って笑いながらこちらを見てくるハマダさんに

顔が熱くなるのを感じて急いで下を向いた。