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□紫side
メンバー全員のシーンを撮影してると少し離れたとこにできてる人だかりがざわざわしているのが聞こえた。
望「ん？なんかあった？」
スタッフが確認しに行くのを見ていると人だかりの最前列で倒れこんでる人がいた。
淳「なんか女の子倒れてる？」
神「大丈夫かなぁ？」
なんとなく気になってその子を見ていると、スタッフに大丈夫といいながら起き上がって＿＿＿
「＿＿＿A・・ちゃん？」
望「ん？濱ちゃんなんて？」
「え、あ、いや。なんもない。」
いや、いや、Aちゃんがこんなとこにおるはずないし、
俺の見間違いやろ・・・
そんなことを思っているといつの間にかその子は人だかりからいなくなっていた。
戻ってきたスタッフに「さっきの子大丈夫だった？」と聞くと
WESTさん見たさに身を乗り出して倒れたみたいです。ファンの子ですかね？こんな所まで追っかけなんてすごいっすね〜。
と言っていた。
ファンの子・・・追っかけ・・・
Aちゃんは俺のこと知らんはずやし・・・
照「崇裕？さっきの子気になってんの？」
「え、いや別に。」
照「Aちゃんって言ってたやん。
それって、この前の子ちゃうん？
・・・なんでここおんの？」
「や、似てたような気がしただけで、
Aちゃんがこんなとこおるはずないし。
うん。多分人違い。笑」
照「・・・もし、
Aちゃんがお前がジャニーズって知ってて追っかけしてるような子なんやったら、
ちょっと考えや。
・・まぁそうと決まったわけやないけど。」
「・・・うん。わかってる。」
Aちゃんはそんな子ちゃうって・・・
無意識に掴んでいた自分の左腕が赤くなる。
「あいつとはちゃう・・・。」
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作者名：紫音 | 作成日時：2021年10月14日 21時
