chocolate...2【黄】 (ページ25)

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sweet...72 ページ25

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12月30日

今日は仕事納め。

いつもより早く店を閉めて
元とライカちゃん、
そして会計士のアラタさんと４人で
軽く忘年会の予定。

だから、
ショコラも焼き菓子たちも
少し少なめに作った。

午後３時。
残りもわずかとなった。

ラ「あと少しですね！
　この調子だと、すぐに閉められそうですね！」

『うん。良かった。』

なんてライカちゃんとまったり店番。

厨房では元とアラタさんが話してる。

ラ「こうやって見ると、、、
　ハジメさんもアラタさんもほんと
　イケメンですよねー。」

『え？そうかな？』

ラ「そうかなって、、、
　同僚と従兄弟があんなイケメンなんて
　 Aさんほんと恵まれてますよ。」

『そういうもんかなぁ、、、』

ラ「、、、ま、Aさんは
　彼氏さんとラブラブですもんね。」

『、、、最近会えてないけどね。』

ラ「え！そうなんですか？」

『うん、、、忙しいみたいで。』

ラ「そっかぁ、、、そうなんですね。

　ま！今日はそんなこと忘れて
　あのイケメンたちと楽しみましょー！！」

『イケメンたちとって、、、笑』

そんな話をしてたら、、、

カランカラン。

『いらっしゃいませ。』
ラ「いらっしゃいませ。」

男の人が２人
お店にやってきた。

男の方2人組がウチみたいな
ショコラ専門店に来るのは
珍しいので、思わずマジマジ見てしまった。

帽子を深く被ってマスクも鼻の上の方まであげている。

照がはじめてお店に来てくれた時のことを
思い出して、

思わずドキッとした。

「へー、こんな感じのお店なんだ！
　すごいねー！ふっか！」

「ちょ、佐久間、声でかいって！」

(ん？ふっか？、、、に佐久間？
　、、、それって、、、)

聞き覚えのある名前に声、
佐久間と呼ばれたその人の
帽子からはみ出たその髪は
すごく目立つピンク色。

でも、まさかね。なんて思ってたら。

佐「別にいいじゃん！
　俺たち以外お客さんいないんだし。」

深「いや、そうなんだけどね。」

佐「あー！もしかして、

　君が照の彼女さん？？
　思ったより若いね。」

ラ「えっ！？」

なんてピンクの頭のその人が
ライカちゃんに話しかけたのを聞いて、

核心に変わった。

ラ「も、も、もしかして、、
　 SnowManの佐久間さんですか！？」

深「いや、佐久間、
　たぶんそっちじゃない、、、」

ラ「えええええ！
　深澤さん！？！？」