chocolate...2【黄】 (ページ14)

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sweet...61 ページ14

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そして、あっという間にクリスマスイヴ。

朝からハジメと
いつものショコラと
ショコラケーキの作成をしていたら

照からの着信。

『ごめん。
　ちょっと電話してくる。』

元「おう、、、」

『もしもし、照？
　どうしたの？』

照「ごめん！朝から、、、
　今大丈夫？」

『うん、大丈夫だよ。』

照「今日、仕事終わり会えないかな？」

『うん！もちろん大丈夫！
　会いたい！』

照「ふふふっ、良かった。
　じゃぁ、何時に終わるか分からないから
　また連絡する。」

『うん！待ってるね。』

照「じゃぁ、仕事頑張って。」

『照もね。』

やった！照に会える！

そう思っただけで
体が軽くなった感じ。

仕事頑張れちゃう！

私ってかなり単純だなぁ。笑

元「、、、」

ー

『ありがとうございました。』

今日お店に来てくれる方の
99%がクリスマス用ショコラと
ショコラケーキ目当て。

ありがたいことに
ショコラもケーキも
あっという間に売り切れて、

午後6時には
残りは予約分のみとなった。

片付けを始めつつ、
予約のお客様を待つ。

午後７時になっても
最後の予約のお客様が来ない。

スマホを見れば
照からのLINE。

仕事はまだ終わらないらしいけど、
遅くまでイルミネーションが見えるところがあるらしく
そこで待ち合わせしようという内容だった。

クリスマスにイルミネーションデート。

考えただけで幸せ。

服も着替えて、化粧もしよう。
久しぶりのデートだから
ちょっと張り切っちゃおうかな、、、

元「、、、あとやっとく。
　お前、用事あるんだろ？」

『え？そんな悪いよ。』

元「今日のために、
　彼氏、、のために、
　ショコラケーキ、作ったんだろ。

　準備して行けよ。
　大丈夫だから。」

『でも、、、』

元「あーもう！
　だからいいって！

　そんなソワソワされて
　こっちが迷惑だっつうの！
　早く行けよ！」

『ハジメ、、、ありがとう。

　じゃぁ後はお願いしちゃおうかな。』

元「おう、お疲れ。」

『お疲れ様。』

元に甘えされてもらって、

準備のために
部屋へと戻る。

今日は忙しくてバタバタしてて
汗もかいたから
軽くシャワーを浴びて
準備する。

ちょうど終わった頃に
「仕事終わった。」と照から連絡がきてた。

ショコラケーキと買っておいたプレゼントを持って
私は家を出た。