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ロンの先程の言葉を聞いてリーマスは足を止めた。
私の中で何かがプツンと切れた音がした。
『リーマスが貴方に何をしたって言うの!?ただ、怪我をしているロンを心配しただけなのに。狼人間だから何!?リーマスはリーマスなんだよ＿』
こんなに怒りを友人に向けたのは初めてだ。
｢もういいよ。私は大丈夫。＿ハーマイオニー、いつ頃から私とAの関係、私が狼人間だということに気づいていたのかね？｣
｢ずうっと前から。＿初めはどんな関係か気になっていたの。だけど、日が経つにつれてルーピン先生のAを見る目が親が我が子を見守るような目だということに気づいたの。＿ルーピン先生が狼人間だと気づいたのはスネイプ先生のレポートを書いた時から……｣
｢スネイプ先生がお喜びだろう＿ハーマイオニー、君は、私が今まで出会った君と同年齢の魔女の誰よりも賢いね｣
｢違うわ 私がもう少し賢かったら、皆にあなたの事を話してたわ！｣
私はリーマス達が話している間にシリウスの怪我を治療しようと思い、シリウスに向けて呪文を唱えた。話の途中に別のことをしたのは精神的に辛くなりそうだったから。
『シリウス、怪我は？』
｢あぁ、すまない。それよりも君に辛い思いをさせたことに謝りたい。すまなかった…｣
『そんなに謝らないで。私は大丈夫だから。』
｢…ありがとう。君は本当に優しい魔女だ。｣
シリウスは立ち上がると、ハリーに真実を知らせるために話し始めた。
ロンはスキャバーズの尻尾を掴んでいた。
『あ、鼠！』
｢鼠じゃなくてスキャバーズだ！｣
『鼠じゃん』
｢A、そいつが鼠じゃないことを忘れたのか。｣
『忘れてないよ。』
｢どういうこと＿こいつは勿論鼠だよ＿｣
｢いや、鼠じゃない こいつは魔法使いだ。｣
『動物もどきなの。名前はピーター・ペチ…ペテュグ…』
相変わらず言い難い…
｢ピーター・ペテュグリューだ。｣
リーマスが変わりに言ってくれた。
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作者名：作者 | 作成日時：2022年3月14日 21時
