月を恐れる狼と魔女２【ハリー・ポッター】 (ページ13)

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試験が始まった。月曜日は変身術のテストから始まった。

テストではティーポットを陸亀に変えるという課題もあった。実技が得意なAにとってはサービス問題であった。

昼食後。今度は呪文学の試験だ。

フリットウィック先生は元気の出る呪文をテストに出した。無事に成功することが出来た。

｢Ms.セレーネ君は杖無しでも魔法を使えると聞いたよ。もし成功させたら、加点しよう。｣

『分かりました！もちろんやります！』

これまた無事に成功。

｢素晴らしい！君の今後の成長に期待してるよ｣

『ありがとうございます！』

夕食後、急いで談話室に戻った。皆は勉強するらしいけれど、私は眠くて集中出来ず、結局はそのまま寝てしまった。

＿翌日。

午前中は魔法生物飼育学の試験であった。

テスト内容はレタス食い虫を大きな盥1杯に入れ、1時間後に自分のレタス食い虫がまだ生きていたら合格というもの。レタス食い虫は放っておくと最高に調子が良いので、とても楽な試験だった。

午後は魔法薬学。
混乱薬を作るというものだったが、ハーマイオニーに作る時のコツを聞いていたから失敗ではなかったと思う。

『スネイプ先生！結構自信作なの！』

｢Ms.セレーネ、試験中だということはお忘れなのかね？｣

『あ、ごめんなさい…』

セブは私の作った薬をじっと見た。

｢…確かによくできている。｣

褒められて気分は最高だった。

真夜中に天文学のテストがあった。
眠過ぎて自分が何を書いたか覚えていないという結果で終わった。

水曜日は魔法史と薬草学だ。

魔法史は言うまでもなく、最悪だった。授業中の記憶を頼ればいいと思ったが、私の場合、授業中は夢の中。＿つまり、授業の記憶がほぼないということ。

今度からはしっかり勉強しようと決心した。