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『今、なんて言った？』
｢耳も悪いのか＿お前みたいなチビ…｣
あぁ、愚かな人。杖を出すまでもないかったから、杖無しで呪文を唱えた。
『ペトリフィカス・トタルス』
すると、ドラコは石のように固まった。
｢A！もういいから行こう｣
私はハリーとロンに引っ張られて、引きずられるように連れていかれた。ハーマイオニーはしすがに舌打ちをして、私の呪文を解除していた。
｢僕、君だけは敵に回したくないって思った。｣
ロンが言った。
｢僕もだよ。｣
｢あら、私はAがカッコよく見えたわよ。｣
『え！ほんと！？カッコイイって言われたら照れちゃうよ〜』
｢いつもの調子だね… あ、もう呪文学の時間だ。早く行かないと｣
今日の授業は元気の出る呪文であった。そのため、授業後のみんなの気分は最高であった。
＿昼食後
『次の授業は何？』
｢占い学だよ。｣
そう聞いて元気の出る呪文のおかげで最高だった気分が最悪になった。
『あの先生ほんとに無理。』
｢僕もだよ。｣
その後、ハーマイオニーは占い学の授業を途中でやめて出ていった。私も便乗して行こうかと思ったけど、ロンに行くなと言われたからやめた。
＿クィディッチ決勝戦
グリフィンドールは無事に優勝した。ハリーの箒さばきは見事であった。
＿6月が近づいている。
それと共に、試験も迫っている。上級生はOWL試験やN・E・W・Tのテストを受ける準備をしていた。
｢A、貴方テストを受けるの初めてなのよね？｣
『うん、最近テストという物の存在に気づいたの』
そう言うとロンとハリーは何故か羨ましそうだった。
｢勉強は順調？｣
『それが、自分で言うのもあれだけど、困ったことに全くと言ってもいいほど手をつけてないの。』
｢よかった！僕もそんなにやっていないから仲間がいて嬉しいよ！｣
ロンが喜んでいるとハーマイオニーがロンの頭を羊皮紙で叩いた。
｢何するんだよ！｣
｢ロンこそ何馬鹿なことを言っているの!?｣
最近2人の喧嘩が夫婦喧嘩のようにしか見えない。
その時、ハリーの梟であるヘドウィグが嘴にメモをくわえて舞い降りてきた。
そのメモはハグリッドから。再審理が行われるということだが、何故か死刑執行人を連れてくるようだった。
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作者名：作者 | 作成日時：2022年3月14日 21時
