占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:2,189 hit

第12話 ヤチヨ ページ13

モゾモゾと布団が動いた。まだ未覚醒な脳を叩き起し、動いた所を見ると、おひぃさんが布団に入っていた。そういえば、昨日おひぃさんを寝かしつけようと一緒に寝転んであげたらそのまま寝てしまったのだ。

「おひぃさん、朝だ、起きておくれ」

「や」

陽の光が眩しいとおひぃさんは布団に顔を埋めてしまった。さて、どうするかな…
儂は部屋から出て、自室で着物に着替えた。いつものように眼帯を最後に着けおひぃさんの部屋に戻ると、ゆっくり布団を捲っておひぃさんを抱き上げる。

「さ、おひぃさん。着替えよう。どれ、じいが手伝ってやろうなぁ」

おひぃさんのパジャマのボタンを外す。よく自分の息子達にもこうやって着替えを手伝ってやったなぁ…
黒いショートパンツを履かせたあと、お気に入りだという白衣を羽織らせる。おひぃさん曰く、母親の匂いがするとか……
おひぃさんを抱き上げ、食堂に向かうとふわりといい匂いが。うむ、とても美味そうだ。

朝食を食べ終えるとおひぃさんも目が覚めたようで、食後のアイスカフェオレをゆっくり飲んでいた。

「おひぃさん、もう少しでモルサー共和国に着くらしいぞ。どうだ?じいと一緒に本でも買いに行くか?」

「別に、どっちでもいい。」

「そうか、では行こう。準備が出来次第部屋に迎えにゆくぞ。」

「ん」

おひぃさんは食器を下げた後、自室に戻って行った。



おひぃさんの部屋のドアをノックする。
ゆっくりと鍵が開き、ギギッと蝶番が鳴りドアが開いた。

「さぁ行こうか」

「ん」

シアン号から降りると、ルーク殿とシキ殿が話していた。ルーク殿が何かを言うと一目散に走り出し、シキ殿はそれを追いかけて行った。

「ジジイ2人がはしゃいじゃって……馬鹿みたい」

「おひぃさん、女子なのだから、その様な言葉遣いは駄目だぞ。それに仲間をそんな呼び方するのも駄目じゃよ。」

「……私より頭悪いジジイをジジイって呼んで何が悪いのよ…」

「だが、おひぃさんは儂をジジイと呼ばないぞ?どうしてじゃ……?」

「だって、おじいちゃんはあからさまにジジイだし……」

「そうか……さぁ儂らも書店に行くとしようか。おひぃさんの為にも言葉遣いやコミュニケーションを育む本を買わんとなぁ…」

「余計なお世話」

儂は少し頬を膨らませ、ムッとした様子のおひぃさんと手を繋ぎ書店へと歩き出した。

第13話 ルーク→←第11話 ツィアルドゥール



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.8/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定キーワード:小説 , シアン空団
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 終わりました (9月5日 19時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 誰もしないので編集します (9月5日 19時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 終わりました (5月14日 19時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 最新します (5月14日 16時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 訂正終わりました (4月9日 22時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:re:× × x他4人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年1月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。