Ep.14 ページ14
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「 お風呂お先にどうぞ、作業が終わってから入ろうと思うので 」
まだカレーの匂いが残るリビングを後にし、階段を上る。
今日は初めて4人で夕飯の時間を過ごしたけど、相変わらず銀時さんと高杉さんは現れない。
ますます謎の深まる3人だけど、詮索はいけない。
ここの人達はお互いに興味が無いと言った何とも不思議な感じ。
いけないいけない。
私はシェアハウスの住人より、今は目の前の仕事を終わらせなければいけない。
そう、自室のドアに手をかけた時。
「 ...あんっ____..ぁは.. ん___ .. 」
微かに隣から聞こえるのは、女の悶えるような声とベッドの軋む音。
これは...
逃げ込むように部屋に入るも壁が薄いのか、益々それらが大きく聞こえる。
明日までに終わらせなければいけないと言うのに。
「 あの男は...こんな時に... 」
自分のことではないのに顔に集まる熱。
営む男女の隣で園児用の工作をする人間がいるだろうか。
怒りと恥ずかしさと、混ざる感情から浮かぶ銀髪の男の顔。
しかし、その生々しい音にどうしてもあの男の行為中の姿が想像として頭を駆ける。
リビングで作業をするべきか?
いやいや。こんな赤い顔のままでは馬鹿にされてしまう。
しかしこのままでは作業が...
...んー!でも...!
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「 はぁ... 」
カコンと桶が響く音と共に私の溜息が漏れた。
湯気で白っぽい浴室はシェアハウスとだけあってそこそこ広い。
十分に足を広げられる浴槽だけど、今は縮こまりたくて。
今は何時なのだろうか。
あれから結局、何時間もかけて葛藤しつつ勢いで作業を終わらせたけど、徹夜明けのような怠さが襲う。
「 まったく...アホ銀時.. 」
そう吐き置き、浴室を出れば
「 ッ?!?!?」
脱衣途中の張本人と目が合った。
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S(プロフ) - めちゃんこ好きです!更新待ってます! (8月11日 14時) (レス) @page37 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 更新ありがとうございます!とっても嬉しいです!これからも楽しみにしています! (2022年11月30日 15時) (レス) id: 1ece860df7 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新待ってました…!すごい嬉しいです!銀さん作家だったんだと驚きでいっぱいです!あと文章の書き方がとてつもなく好きです、ありがとうございます! (2022年11月28日 8時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - このお話大好きです…!更新待ってます! (2022年4月4日 18時) (レス) @page31 id: fc9ca49c49 (このIDを非表示/違反報告)
粥 - 何回見ても、ストーリー面白いし好きです!更新されること願ってます!!!! (2022年1月6日 23時) (レス) @page31 id: b23a2b20e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:□白澤□ | 作成日時:2020年12月1日 12時