一縷の光 ページ17
「2週間の内に姫妃に謝ってから死んでよね。
ちょっと期間が長い気もするけど処刑が
決まったんだからまあいいや……
ほんと、せいせいする」
「うむ、時透の言う通りだ!御館様のご慈悲で
与えられたこの2週間に悔い改め須楽少女に
謝罪するべきだ!
よもや2週間も待たされることになるとは思わなかったがそのための期間と考えれば致し方ない!
それまでの間、姫妃は俺が守ろう!」
御館様には本当に感謝してもしきれない。
-
その間に証拠を見つけ出す。
別に死ぬ事は構わないけれど…
そう簡単には、消えてあげない。
『何度でも、言うけれど……
私はやっていない事に、謝りはしない。
守り守られる何て、生温いごっこ遊びを
するのなら勝手にどうぞ………』
私はその間に、
誰にも負けない
「ハァ……………最後まで地味な奴だな、お前は。
そんなお前が派手派手な姫妃に張り合おう
なんざ土台無理な話だったんだよ。
決まった事はもう覆らねぇし精々有意義な2週間でも過ごしてろ!
但しまた仲間を傷つけたら許さねぇ…」
「皆さぁん。そんなに言っちゃダメですよぉ。
鏡花ちゃんがかわいそうじゃないですかぁ…!
御館様のご慈悲で与えられた2週間ぐらい、
優しくしてあげてくださぁい!
私ならぁ、大丈夫ですからぁ…!」
そう姫妃が発するだけで、飛び交う声。
姫妃は優しすぎるだの姫妃に感謝しろだのどうのこうの。
-
-
-
"後悔しても…知らないからね??"
-
日が傾きかける中、更に傷を増やしてきた柱達は任務間近になると出ていった。
夕闇に染まる空を見上げ、乾いた溜息を零す。
傷つけられた肺が疼いた。
立ち上がろうとしても、力が入らない。
情けない。
今まで無意識に気を張っていたのだろうか。
視界がぼやけてきた。
「鏡花!?ドウシタ!!!?」
白みがかった視界に、見覚えのある黒い影が横切る。
……誰かが近づいてきている気配もある。
この、3人組…………は……………
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「鏡花さん!?どうしたんですか!!!?」
そんな声を最後に、私の意識は途切れた。
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光闇 - ハッピーエンドでいいんですか? (6月8日 22時) (レス) @page22 id: 2a2d152930 (このIDを非表示/違反報告)
アマリス(プロフ) - 柱達と仲直りしないんだね!良かったー!あんな人殺し集団と仲良くする義理なんてないって! (2023年1月31日 9時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)
桜井直(なお)(プロフ) - 面白いです!終わりとなってたんですけどもう終わりなんですか? (2022年9月23日 22時) (レス) @page24 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
伯愁(プロフ) - マナさん» 夢小説と名乗る以上当方での完全な名前固定は致しかねます…申し訳ありません。 登場人物設定の「夢主」の欄に何も入力されないとデフォルトの名前のままお楽しみ頂けるかと思います。 ご希望に添えず申し訳ありません。ご理解頂けると幸いです_(。。)_ (2022年1月27日 19時) (レス) id: ca8a5a890b (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 名前変換しなかったら、名前は鏡花のままですか? (2022年1月25日 17時) (レス) id: d0a320b2d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伯愁 | 作成日時:2020年5月10日 20時