HUNTER×HUNTER短編集！作っちゃった！てへっ★ (ページ8)

今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:39,160 hit

クロロ=ルシルフル寒い（８）ページ8

ｸﾛﾛ「寒い」

貴『なら、そのカッコやめなさい』

ｸﾛﾛ「そこはお前が温めてあげると言って抱きついてくるのが」

貴『うるさい』

ｸﾛﾛ「最近冷たいな。冷めてきたのか？」

貴『そうかもね。』

冗談だ。これは冗談。なのにこいつ…

ｸﾛﾛ「へぇ…」

ﾊﾟﾀﾝ

本を閉じ、私の隣に椅子を寄せて、座った。

貴『何よ。』

ｸﾛﾛ「また、俺に×××とかされたいの？」

って耳元で呟くように息をそっと吹きかけるように言うもんだから、肩がビクりと震えた。

貴『ば、馬鹿っ！もうされたくないわよ…んっ！？
』

はじめは優しく口付けるだけだったのが、口の中にクロロの舌が入り込み、舌に絡まってきて、深い深いキスに変わった。

ｸﾛﾛ「ん…これで惚れ直した？」

貴『はぁ…はぁ…惚れ直さない…変態が…』

ｸﾛﾛ「ごめん…苦しかった？」

急に優しい声音になり、細い手でそっと包み込まれる。

背中を撫でて…そっと…下に…って！

貴『どこ触ってんの！変態！見直したと思ったらいきなり！』

ｸﾛﾛ「きみが色っぽいのが悪い」

真顔で言うクロロに、ドキリとした。

仕事をしている時と似ていて、カッコイイとか思ってしまう。大体、こんな変態だって気付いてたら、付き合うことなんてなかったのに…

貴『ふんっ…そういうこと言って、私をからかうつもりでしょうが、もう引っかからないわよ。そろそろ寝るわ！』

椅子から立ち上がり、離れようとすると、腕を掴まれた。

貴『何よ！』

ｸﾛﾛ「あのさ…」

一緒に寝よう

彼は私を見上げてきた。手は強く握られ、圧迫感があり、痛い。きゅっと締まった口はどことなく緊張しているようにも見える。

何故か、愛おしいと感じた。手は痛いのに、変態なのに。

でも、ここで譲るわけには行かない。何の勝負？関係ない。私は普通に寝たいのだから。

貴『嫌。』

ｸﾛﾛ「なら、×××するから。」

ああ…この人はお馬鹿なのか？それを言ったら、一緒に寝るわけなかろうが！

一緒に…寝てやろうかと思ったのに…

貴『嫌よ。』

スタスタ…バタン！！

ｸﾛﾛ「ダメか…」

けれど、その表情は満足感でいっぱいという感じでした。