愛し愛され カルト(26) ページ26
※ 女の子の日が関係します。それを踏まえた上でお読み下さい。
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貴『ねえ、これ、どういうこと。』
カルト「どういうって…そのまんまだよ。」
貴『詳しく教えてって言ってるの!』
様子がおかしい。
ボクはそう思った。いつもの彼女なら静かなのに、こんなに声を荒らげたのは初めてだ。
時々、調子悪そうなところは見たことあるけど…
カルト「…この情報、ここの文がおかしいでしょ?だから…」
様子見として、とりあえず説明する。
ちゃんと聞いてるようだ。仕事には支障はなさそう…
貴『…ごめん』
突然の謝罪に手元から視線を外し、彼女をみると泣いていた。
カルト「え」
貴『悪気はなかったの…ごめん、カルト』
カルト「どうしたの?ボク、なにかした?」
急に泣かれてどうしたらいいのか分からず、ボクは何もしてないと思うが聞いてみるとまたポロポロと涙が落ちる。
貴『ううん…何も…』
…なんとなくわかった気がする。
カルト「辛いの?」
貴『…痛い』
カルト「もっと寄って」
貴『え、ちょ…』
ボクは彼女より少し背が低いから、近寄ってくれなきゃ慰めるものも慰められない。
そっと背中に腕を回す
カルト「よしよし」
子供をあやすように背中をポンポンと叩くと、彼女はそれに応えるようにボクにしがみついた。
貴『私、こどもみたい』
カルト「君は立派な女性でしょ?こんな時もあるよ」
貴『随分と慣れてるみたいね』
カルト「何?嫉妬?」
貴『バカじゃないの』
そう言いながらも、肩に顎を乗せる彼女。
なんだか、信用されてる感じがする。
貴『好き…』
カルト「…今なんて?」
貴『大好き…』
カルト「お酒入ってないよね?」
貴『大、大大好き』
カルト「耳元で言わないでよ」
恥ずかしくなってきた。
やり返してやろう。
彼女の肩を掴んで、離す。
口をぽかんと開けている彼女の頬に手を当てる。
カルト「ボクを煽ったバツだよ」
彼女の唇にボクの唇を合わせる。
ゆっくり離れれば、また涙を流している。
貴『わ、みちゃだめ』
顔を手で隠そうとするのを手を掴んで阻止すると、反抗的な目をする。
貴『な、なに』
カルト「罰って言ったでしょ?」
逃げられないように、後頭部を抑え、何度も口付けをする。
貴『うー…』
カルト「ボクばかりドキドキしちゃ、不公平だからね。好きだよ、ツバキ」
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白亜(プロフ) - 神無月藤四郎@もか丸さん» コメントありがとうございます!楽しみにしてくださって嬉しいです 頑張ります! (2018年5月10日 22時) (レス) id: f49322fecc (このIDを非表示/違反報告)
神無月藤四郎@もか丸(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月10日 0時) (レス) id: 9647401f65 (このIDを非表示/違反報告)
まき - ? (2018年5月9日 20時) (レス) id: d04c139f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 | 作成日時:2015年11月3日 23時