HUNTER×HUNTER短編集！作っちゃった！てへっ★ (ページ3)

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フェイタンちょいグロ切（３）ページ3

貴『ヴグッ…！！』

ﾌｪｲﾀﾝ「よく耐えてるな」

すべての爪を剥がされた指を急につかまれ、必死に耐えていると、悪魔のような笑みをした男が声を掛けてきた。

ﾌｪｲﾀﾝ「どこに隠れたか言たら、御褒美やるね。」

言うぐらいなら、死んだほうがいい。

こんな拷問、へっちゃらだ。

貴『い…うもんかっ…ああああっ！！！』

ﾌｪｲﾀﾝ「チ…強情なやつ…」

刃物で傷つけられる体。

とめどなく出る血。

切られたところを抉られる痛み。

いっそのこと殺してくれていいのに。

ﾌｪｲﾀﾝ「……そんなに言いたくないか。」

貴『ぐっ…！』

男は不機嫌そうに眉間にシワを寄せていた。

どれぐらい血を吐いただろう。

思っていた以上に辛い。

何分か経って、殴ったり蹴ったりがなくなった。

ﾌｪｲﾀﾝ「何故、言わないね」

なんで…？

貴『…好きだから…』

こいつ…

目にはまだ光があった。強い光。

闇に生きるには、純粋すぎる瞳。

闇に生きているはずの彼女に光を与えた人物。

そいつを探している。そして、一番そいつに近いこの女。

ムカツク。

ﾌｪｲﾀﾝ「楽に死なせないよ」

再び拷問が始まった。

ーーーーーーー

ﾌｨﾝｸｽ「また派手にやったな。」

ﾌｪｲﾀﾝ「強情な奴だたね。十発、銃で撃たけど、息してたよ。」

ﾌｨﾝｸｽ「にしても、寂しそうじゃねえか。フェイ。」

ﾌｪｲﾀﾝ「何言てるね。」

この女はワタシにすがてくることなかた。

ただ一人の人間のために耐えに耐えた。

本当にムカツク。

すぐに折れれば、殺しはしなかったのに。

この女はつくづく馬鹿だ。

私は馬鹿だ。たかが一人のために死ぬなんて。

…待てよ、わたし…

生･き･て･る

貴『痛い…』

ﾌｪｲﾀﾝ･ﾌｨﾝｸｽ「！？」

眩暈、頭痛、吐き気、痛み、異物感が一気に襲ってきた。

貴『うっ…』

ﾌｪｲﾀﾝ「殺したはずね…何故、生きてる。」

ﾌｨﾝｸｽ「フェイ、お前も馬鹿だな。」

二人の男の声が耳に届く。

確かに、十発撃たれた時は洒落になんないほどの痛みだったが、走馬灯は見ていない。

背の小さい方の視線が強く感じられ、そっちを見ると

ﾌｪｲﾀﾝ「面白い奴ね…」

不敵に…でもどこか嬉しげな声音、そして、微笑んでいた。