パリストン 殺人妻(13) ページ13
(遠いの続きのようなものですよ(*¯ω¯*))
パリ「呼び出したかと思えば…誰ですか?後ろの人は。」
ボクは静かに彼の後ろに佇む影を覗く。
一見、普通の良妻だが、ただならぬものな香りもする。
ジン「俺の親友だ。理由あって夫と別れたバツイチの女だ。」
貴『その説明いらない…』
声も静か。なんだか気に食わない感じがある。
何故だろうか?
ジン「お前ー、結婚してないだろ?」
パリ「まさか…」
ジン「そのまさか。こいつの夫になってくれないか。」
貴『ジン、ほんとにこの人強いの?キザな顔してて、腹立つのだけど』
どうやら、そこまでおとなしい性格でもないようだ。
強さを求めるということは…
パリ「夫が事故死したと?」
貴『それで済んだら良かったわ。私が殺したのよ。確か…パリストンさん…』
その目は狂気に染まっていた。
そして、深い闇を抱え、その奥でもがいているような小さな光がほんのりと見え隠れしていた。
その光は、この男のことなのか…
パリ「僕でよろしければ!」
この女の中にある光、それを奪えばどうなるのか…
ボクは、それだけのために、結婚を了承した。
了承したその時の彼女は驚いたように目を見開いていた。
ーーーー
貴『なんのつもりかしら。』
パリ「やっぱり女性はウエディングに憧れるものでしょう?着てみましょうよ、きっと似合います!」
ボクが気にくわない、そんな様子でもやはり女性である。
ショッピングでたまたま通りがかった通りに、ドレスを飾っていた。
隣を歩いていたボクは、彼女の視線が度々その方向へ向いていたのだ。
そこで、からかいたくなって手を引っ張り、店内へ。
パリ「さあ!」
店員さんも期待に満ちた表情で彼女をみていた。
照れ隠しなんだろうか、もじもじしながら、ちらちらと真っ白なウエディングドレスを見ては、
貴『いや、でも、まあ…その…』
っとずっとこの調子である。
すると店員が痺れを切らし、彼女の手を引っ張りどこかへ
1時間後…
パリ「…どちら様?」
貴『私以外に誰がいると言うの!!』
嘘です嘘です。
見違えたように綺麗な花嫁姿に、思わず…
パリ「素敵だ」
貴『は、恥ずかしげもなくそんなこと言えるのね!も、もう着替えてくるわ!!』
ボクは去ろうとする彼女のそばにより、跪き、手を取る。
パリ「結婚式を挙げようか」
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白亜(プロフ) - 神無月藤四郎@もか丸さん» コメントありがとうございます!楽しみにしてくださって嬉しいです 頑張ります! (2018年5月10日 22時) (レス) id: f49322fecc (このIDを非表示/違反報告)
神無月藤四郎@もか丸(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月10日 0時) (レス) id: 9647401f65 (このIDを非表示/違反報告)
まき - ? (2018年5月9日 20時) (レス) id: d04c139f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白亜 | 作成日時:2015年11月3日 23時