一話 ページ3
紙の内容を読んだ後、私は暫く唖然としていた。
大正時代に送られた?大正って何だ大正って。そんな時代知らないぞ…江戸よりは後…なのか?それにしてはあそこより文明が進んでない……あっ、あそこがおかしいんだそうだった。
天人が存在しない?ということはそもそも世界が違うのか…の割には鬼はいるんだな。鬼は敵ってことか。
私は夜兎のまま…いや、待てよ。今私は太陽の元にいるぞ。なのに前程身体がだるく無い。まぁ、傷が完全に消えてるという訳ではないみたいだから、その点にしてはだるいが。
『本当に……どういう事なんだ…?とにかく、周囲を歩いてみるか。腹の傷は塞がってるみたいだけど、それ以外は治ってないから走れないな』
私は、フラフラと歩きながら周囲を歩いていた。その時ーー
シュッ ドンッ!!
『っ!?……あっぶないなぁ…』
目の前に、私が前使っていた番傘が落ちてきた。
『これも送られてきたのか…ご丁寧に手紙付きで』
『えーっと…"貴殿の番傘を、鬼に有効な素材を使い改造させていただきました。素材以外は変わっておりませんので、ご安心ください"…至れり尽くせりだなホント…ありがたく貰っておこう』
武器が手に入り、さっきより安心して周囲を歩いていた。
街を歩き、村人に怪我を心配されながらも調査していった結果、分かったのは三つだ。
一、ここは本当に大正時代であること。また、世界が違うのも当たりだ。
二、鬼の存在は村人は知らなかった。ご老人等は知っている人がいたが、都市伝説状態だ。
三、鬼殺隊も都市伝説として存在している。だが実際、隊服のようなものを着た人達を見た人がいるらしい。"鬼狩り様"と呼ばれている様だ。
『何か…大変な所に送られたな、私』
と、歩きながら考えていると。
ガタッ!!ガシャンッ!!
『!何だ今の音…こっちの方からだな』
突然、凄い音がしたのでその音の方向へいくと、そこには
「ハッハハハ!!いいぞいいぞ!もっと抵抗しろ!」
?「た……助け…て…誰か…」
一人の女性と、明らかに人では無いものがいた。
790人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時