ヘイ、ジメン ページ9
私がぽけーっと真希さんの御尊顔を眺めていると背後から声がした。
「よぉ新入生、俺パンダ呪骸だ。そんでこっちが狗巻棘、呪言師の末裔。因みにボキャブラリーはおにぎりの具だから頑張れよ」
棘「しゃけ」
……喋るパンダ…!!!おにぎりの具…!!
『これまた個性的な先輩方ですね。よろしくお願いします。』
そんなこんなで先輩らによるシゴキがはじまったのだが、
棘「ツナマヨーー!」
…何故今私は地面とキッスをしているのでしょうか
パンダパイセンにそんじゃ行くよーって言われた瞬間に足首を掴まれ、あれよあれよと回されて
空を飛んだ。
鳥でもないのに。
さてどうしたものかと考えていたところら棘先輩が「高菜〜!」と私の着地点を追ってくれてるのをみて
あ、とりあえず大丈夫そう。先輩がきっとキャッチしてくれるんだと思った。
でもそう思った私が悪かったんだ。
私の視界の隅に映るのはグラウンドの一端にある木。
上手いことそこに突っ込んで行き、そのまま地面に落下した。
こりゃ先輩も予想外だわな。
「ツナマヨーー!」と叫ぶも対応できなかったらしく、横たわる私をあわあわ見ていた。
うん、先輩は悪くない。悪いのはパンダだ。許すまじ…!
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←ヘイ、パイセン
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:藍音 | 作成日時:2021年1月9日 3時