ランドールの魂を宿した僕は転生者6（twst男 not監督生）

マジカメモンスター ページ5

「大人気だなラドル！」

「この期間位だよ。まぁでもうれしいな。」

「羨ましい限りだぜ。俺なんて雑用もいいトコよ？」

「何言ってるの！雑用も立派なお仕事だよ。一人でもかけたらそれこそ全てが崩れてしまう。君は大事で重要な存在だよ。」

「ラドル……！」

「と、言うわけで。早く次のお客さん呼んできて。詰まってるよ。」

「お前そういうとこだぞ！ったく。仰せのままに！稼ぎ柱さんよ！」

同級生のオクタヴィネル生と軽口を交わしつつ僕は次から次へと子供達の相手をしていった
突発的な案だったけどこれならオクタヴィネルが一位に違いない！
とその時だ

「お客様困ります！ここは小学生以下が対象のブースで子連れでない大人の方の入場は……」

「へー！ここかヘンテコトカゲのブース！」

「うわ何あれ手足八本もあるきっもー！」

「ちょっとお客様聞いてますか！？ここは十二歳以下のお子様限定の……」

「はいはい。いーじゃん堅い事言うな！おい写メ撮れ！マジカメバズるぞ！」

「ちょ、まっ！」

僕は咄嗟に姿を消した
思い出作りの為にマジカメやネットに挙げない事を条件にこのブース作ったのに！
ちゃんと看板に但し書きだって書いてあるじゃないか！
それをガン無視！？
これじゃ意味ないじゃない！

「おい消えんなよ！写メ撮れねぇじゃねぇか！」

「ふぇ、トカゲのお兄ちゃんは？」

「怖いよぉ……！」

(！)

しまった子供達が怖がってる！
くっそ、ルールも守れない外道め！
それに気持ち悪いだって？

何も知らない癖に!

「ラドル！」

「ハッ！」

助けを求める同級生の声に僕は意識を取り戻した
そうだ、いけない
ミドルスクール時代を思い出して嫌だけど、今はそれ所じゃない
子供達に嫌な記憶が根付いちゃう
それは駄目だ、絶対に
とにかく何とか追い出さなきゃ
僕はそのまま大人だけを担ぎ上げ外にほっぽりだした
ひょろいから筋力ないと思ったら大間違いだぞ！

「うぉあ！？」

「ナニナニナニ！？」

「お客様案内係の先輩方！明らかに写真目当ての人は確実に弾いてください！これじゃあ治安が乱れます！」

「わ、悪い……」

「でも見てみろラドルあれ……」

「え？」

先輩が指さした方を見るとそこには子供よりも大人の方が多く、寧ろ子供が跳ね除けられる事態に発展していた

「何あれチョーすごい!」

「早くしろー！」

「入った瞬間激写だ！俺が第一激写マンになるんだ！」

「お母さん、ここうるさい……」

「なんて非常識な方々なの……列も抜かされて……楽しみにしてたのに……」

「は……？……何なんですあの化け物の群れは」

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