『彼』(デュースside) ページ32
「いでよ!大釜!」
ゴーストに取り憑かれた生徒達を俺は次々となぎ倒していた
怪我をさせるのは最早止む終えないとしてもせめて一発で気絶させられるよう気を使いながら大釜に閉じ込めたりしながら俺は戦っていた
「デュース!」
「おわっ!ジャック!?」
声に振り向くとジャックが息を切らしながら立っていた
「順調か?」
「あぁ、そっちはどうだ?」
「あらかた片付けてきた。だいぶ数も減らしたな。……それのり、ラドルを見てないか。さっきのあれ以来姿が見えないんだ。」
「ラドルが?」
そういえば大扉の前で寝ていて一騒ぎしたあとは姿が見えない
「ユニーク魔法で姿を消してるんじゃないか?ラドルは争いごとは極力望まないほうだし……」
「だといいが……物凄く嫌な予感がするんだ。」
「嫌な予感?」
「あぁ……」
そう言うジャックは眉を潜めながら争いを眺めていた
「そういえば大扉にいたラドルはいつもと様子が……あ!」
「?」
荒い口調、強気な態度
そんなことをするラドルを俺は知っている
でもなんであいつが今……?
「どうした?」
「あ、いや……ちょっと思い当たる節が……いやでもまだ決まった訳じゃ……」
「ハッキリしろよどうしたんだ急に……」
眉を潜めるジャックに俺は口を開こうとした
が、次の瞬間
ドッゴーーーン!
「「なっ!?」」
けたたましく鳴り響く破裂音
ゴースト達の悲鳴
別でゴースト達と交戦していたメンバーも思わず目をやった
そこには……
「おいおいこの程度かよゴーストさん達よぉ?えぇ?」
「ヒイィィィ!」
「なんでゴーストに取り憑かれてるはずのお前が攻撃してくるんだ!」
「助けてくれぇぇぇ!」
「あ、あれは……」
「ラドル……いや違う、あの野郎は……!」
口角を三日月のように吊り上げ笑う『彼』は正しくモンスターのそれだった
そう……あの日、ローズハート寮長を助けるために動いてくれたラドルではない別の何か
明らかに今のラドルはその人だった
「フー……張り合いねぇなぁ?せっかく優秀な魔法士の卵の体を扱えるってのに、もっとうまいこと使いこなせないもんかねぇ?」
「おいテメェ!」
「あん?」
「待てジャック!こいつは別に敵じゃ……」
俺の静止も聞かずジャックはあいつに掴みかかった
なんでだ?
別にこちらに危害を加えてるわけでもないのに……
敵意はこちらに向いてないあいつに突っかかる理由ってなんだ……?
俺は今まで見たことがないほどの敵意を向けるジャックを見てただ外からその様子を見ていた
強がり(ランドールside)→←俺の舞台(ランドールside)
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リゼ - またたびはまたさん» 続きをお恵みください!お願いします! (2022年9月7日 15時) (レス) id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください!お願いします! (2022年7月27日 8時) (レス) @page35 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - またたびはまたさん» ありがとうございます!励みに頑張りますね! (2022年6月14日 19時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 3枚目失礼します!これからも更新頑張ってください! http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/b/0/ab06fd1e3d0ca81260806a2186d7b3da.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - イラストかけました!文字数制限があるので2,3回に分けてコメントさせていただきます! http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/6/1/b6176f6e6f230704bddd05aed4a79b3a.png http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/e/36e1f1aab5fa3f7ed26476f53b74cfb3.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) @page33 id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
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