顔(アズールside ) ページ18
「状況はどうですかジェイド。」
「各寮どこもマジカメモンスターは尻尾を巻いて逃げだしているようですね。通常業務も支障ありません。」
マジカメモンスターを成敗しつつ、各寮のブースも円満につつがなく運営できているようだった
その報告に僕は安堵しつつ、もう一つ気になっていることを聞いた
「結構。ラドルさんのブースは順調ですか?」
「これから行くところです。アズールもご一緒にいかがです?」
「フム……マジカメモンスターも今の所いないようですし、いいでしょう。」
今回怖がらせを指南したラドルさんの本気の怖がらせを食らわせるブース
すでに何名か連行……誘導して差し上げましたがさてどんなことになっているやら……
にしてもあのときのラドルさんはもしかしなくてもあの人
全く、ラドルさんはとんでもない化け物を飼っているようだ
「さて、この辺のはずですが……」
「助けてくれぇぇぇ!」
「うわぁぁぁ!マッマー!」
「もう悪い事しませーーーん!」
「「お助けぇぇぇ!」」
「……これはこれは。」
ブースが見えてきたと思ったらマジカメモンスターが半べそかきながら飛び出してきた
しかも物凄く無様に
一体何を見たらあんな滑稽なことになるのやら
「次の方ーどうぞー。」
「け、けっこうです!」
「おいもう帰ろうぜおっかねぇよここ!」
「ありゃ……」
顔を出したラドルさんに並んでいたマジカメモンスターは顔を真っ青にして逃げるように帰っていく
……思った以上に効果的だった
「ラドルさん!絶好調なようで何よりです。」
「あ、寮長!お疲れさまです!」
いつもの笑顔でニッコリするラドルさんに恐怖の念は一ミリも抱かない
しかし彼は確かに恐怖を演出できる力を持っているのだ
「素晴らしい成果です。もうマジカメモンスターも手出ししてこないでしょう。にしても一体どうやって?教えていただけると今後の参考になるのですが……」
「参考なんてほどじゃないですが、とりあえず大半の人が尻尾巻いて逃げそうなセッティングをしました。こちらです。」
「「?」」
そう言ってラドルさんは僕達をブース内へと招き入れた
そしてドン引きした
何故なら中には……
「ヒッ!?」
上にも下にも壁にも数多の顔
そして棚にも無表情の人形が所狭しと設置されていた
中央には蝋燭と火をつけるマッチが置いてあった
「本来は暗くしておいて、火を付けるとその全容が明らかになるっていうやつなんです。んで、蝋燭つけてビビり散らかして腰抜かしたとこでワァっ!てやると皆逃げていきました。」
「それは大人でもしょんべんものですよ……」
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リゼ - またたびはまたさん» 続きをお恵みください!お願いします! (2022年9月7日 15時) (レス) id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - 続きをお恵みください!お願いします! (2022年7月27日 8時) (レス) @page35 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - またたびはまたさん» ありがとうございます!励みに頑張りますね! (2022年6月14日 19時) (レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - 3枚目失礼します!これからも更新頑張ってください! http://uranai.nosv.org/img/user/data/a/b/0/ab06fd1e3d0ca81260806a2186d7b3da.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
またたびはまた(プロフ) - イラストかけました!文字数制限があるので2,3回に分けてコメントさせていただきます! http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/6/1/b6176f6e6f230704bddd05aed4a79b3a.png http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/e/36e1f1aab5fa3f7ed26476f53b74cfb3.jpg (2022年6月14日 17時) (レス) @page33 id: 0846684c6a (このIDを非表示/違反報告)
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