オレはそれでも構わないが ページ42
クロ) っ、A…(( ﾊﾞｷﾊﾞｷｯ
クロロが声をかけた時だった。
Aの手枷と足枷が粉々に砕け散ったのだ。
同時に旅団員は警戒態勢に入る。
フェイ) (あれは、念を使えなくする特殊な素材の鋼鉄。)…あいつ、念も使わずに壊したか？
フラ) 有り得ねーな。
俺やフィンクスでも無理だったんだ。
フィン) まさかあのガキが俺たちより力がある訳ねー。つまり、てめぇか？ヒソカ。
フィンクスはAの近くにいるヒソカを見る。
ヒソカはAをしばらく見つめ、笑みを浮かべる。
ヒソ) …♡僕はまだ何もしてないよ♪
そう言って、一歩Aから離れる。
ノブ) まだぁ？！何するつもり(( ﾋﾟﾘｯ
一瞬だった。
アジトの敷地内全体が凍りついたような空気に包まれる。と、同時に部屋の中が眩い光で覆われ、すぐに消失する。
咄嗟に全団員が目を閉じ、失明を免れる。
しかし、目を開けた時にはもう、誰1人身動きが取れなくされていた。
マチ) (ナイフ？！念能力か…！！)
ノブ) おい、随分と舐めた真似してくれんじゃねーか。…まだ、全く本気じゃなかった、ってか？
ノブナガがAの方を向き、声を上げる。
全員がそちらに目を向ける。
そこには、金色の髪に蒼い瞳が印象的な、Aが立っていた。
もちろん、先程暴れた傷は治っておらず、絶えず額からは血が流れ出ている。
胸には先程までなかった痣が浮き上がっていた。
見事に蝶の形をしている。
A) …。
マチは、体の周りのナイフをどうにか出来ないか身動きを取ろうとする。
が、しっかりと固定されているのかビクともしない。
フィンクスはイラつきながら声を上げる。
フィン) ちょっと甘くしてたら調子に乗りやがって。
今すぐこのナイフをどけろ。
今どかせば半殺しで済ましてやるよ。
しかし、Aはフィンクスを無視して、ヒソカの方を向く。
もちろん、ヒソカにもナイフは突き立てられている。
A) …ヒソカ、だったか。
オレは割と嫌いではなかったのだが…
悪いな。
Aはお前を敵と判断したらしい。
ヒソ) 君は彼と違って嘘つきなんだね♡
ヒソカは特に焦る様子もなく笑顔で話しかける。
A) …食えない奴だ。
Aはヒソカを一瞥すると、そのままクロロに目を向けた。
そして、クロロの周りのナイフだけを下げる。
クロ) …どういうつもりだ？
俺とタイマンでもする気か？
その怪我で。
Aの足元には血溜まりができている。
A) …オレはそれでも構わないが(( ｽﾊﾟｯ
お前は、全部知ってたんだもんな。→←痛てぇ、でも、足りねー！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん！！ありがとうございます！！一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です！ちょっと本気で涙が出そうです！！私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです！！(迷惑だったらごめんなさい！) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます！やっぱりとても面白いです！十星押しときました！これからも応援してます！めっっっちゃ好きです！（唐突の告白） (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シロ | 作成日時：2020年2月5日 23時
