さっきよりヒソカの圧が少し軽減された気さえする。 ページ25
ヒソカはそれ以上はヒントを出さずAを試すように見つめる。
Aは、ヒソカに言われたとおりにする他ない、と感じ、目を閉じ、心の中で念じた。
A) (オーラを体に止める…)…むむむ、イメージがわかないぞ!!ヒソカ試しにやってみてくれよ!
ヒソ) 見れば出来るのかい?
A) …多分!いや、分からないけど。。
っ、早くしてくれ!俺、動けなくなるの嫌だぞ!!
Aはヒソカを急かす。
ヒソカは仕方ないと言うように立ち上がり、"纏"を見せた。
Aはそれを一目見るとまた目を閉じ、心を落ち着けるように深呼吸をした。
A) (ヒソカのは、体の周りをエネルギーが覆っている感じだった…きっと、あいつにとっては、息をするように当たり前で自然な感覚なんだろう。…焦るな、力むな。俺にもできる。)
Aからすごい勢いで迸っていた大量の念の流れが、体を包み込むようにピタリと止まる。
ヒソカはその様子を目を細めて観察する。
ヒソ) (Aが纏を覚えるのにそう時間がかからないことは分かっていたけど…♡ このオーラ量は圧巻♠ 見惚れちゃうよ❤)
Aがゆっくりと目を開ける。
目の前ではヒソカが、ニコニコと笑っている。
A) …ん、出来たか!!良かった、これで死ぬ心配は無くなったな!!
Aが自分の周りにとどまっている膨大な量のオーラを見て顔をほころばせた。
ヒソ) お見事♦とっても上手だよ、A♡
今は意識的にやったけど、慣れれば寝てても纏が使えるようになる♪
A) へぇー!!凄いなこれ、なんか、服着てるみたいだ!!あと何かあったけぇ気がする…。。懐かし、い…?
Aは自分の記憶にない感覚にどこか懐かしさを感じ、首を傾げる。
ヒソ) さっきも言った通り、君は急激に殺気を向けられたり、戦闘に夢中になると、無意識にその状態になっている事があった♡ ボクが見た限りでも、何度かね☆ そして…
ヒソカが、自身のオーラ量を練で増やし、Aに手を向けた。
Aの目にはハッキリとヒソカのオーラの形が見える。ヒソカのオーラは禍々しく、うねりながらAに猛スピードで襲いかかった。
A) っ、おお…。
Aから思わず感嘆詞がこぼれる。
ヒソ) …君だけがさっきの通路を通れたのも、今みたく君が無意識のうちに自分のオーラでボクのオーラを打ち消したから♠
A) …凄いな。。さっきよりヒソカの圧が少し軽減された気さえする。
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あくあ(プロフ) - 楽しかったです!更新待ってます。 (2020年1月7日 16時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - カ、カッケエ.....! 更新頑張ってクレメンス。 (2020年1月6日 18時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - あくあさん» あくあさん、4章に続いてコメントありがとうございます!!できる限り頑張ります! (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - シロさん!更新頑張ってください! (2020年1月4日 12時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2019年12月31日 12時