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司「今日のショウも大成功だ! この調子で、俺は世界一のスターになる!」

控室1の中でぴょんぴょん飛び跳ねる司。
その部屋のドアか控えめに、こんこん、と叩かれた。


司「何っ! こんな所まで来てくれるファンが俺にはできたのか! 大歓迎だ! ただしたくさんいると俺が部屋から出られなくなってしまうから控えてほしいな!」


都合のいい妄想をしながら、司はドアを開けた。


司「こんにちは。どなた様でしょうか?」


そう言いながら司はまふゆを部屋に招き入れ、適当な椅子に座らせた。

司「それで、どんな用件で?」

まふゆ「こんにちは、朝比奈です。今日のショウについて、感想を言いに来たんです」


笑顔でまふゆは言う。

途端に司の顔が明るくなる。

司「今日のショウのか! 今日は特にうまくいったと思う! 俺たちの今の姿を見てどう思ったのですか?」


まふゆはハイテンションな司を前にしても動揺することなく言った。

 



まふゆ「少し、救われた気がしたんです」


 


司「救……われた?」


全くわからないと言った風の顔をした司を気にすることなくまふゆは続ける。


まふゆ「あなたの書いたお芝居を見て、私の本当の気持ちがわかった気がするんです。だから──」


 
 
 

「もっと、私を救ってくれるショウを作ってくれませんか」

 
 

 
司「へ?」

鳩が豆鉄砲を食った様な顔をする司。しょうがない。

まふゆ「ですから──」

まふゆは続ける。しかし其れを司は制止した。


司「俺は──脚本家ではありませんが──」

言葉を切り、黙考する司。

司「いいでしょう。一つであればお作りして、貴女のために上演致します」

そう言い、まふゆにガッツポーズしてみせた。


まふゆ「そうですか。ありがとうございます」

そう微笑んだまふゆの目には、光はあったのか。


司「では出来次第、ご連絡いたしますので、電話番号を」

そうして連絡先の交換も済ませて、まふゆは控室を後にした。



最終話は明日書き上げます。

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空白時(プロフ) - 瑠宇@鈴蘭さん» ☺️❤️ (7月31日 11時) (レス) id: be7e64ff39 (このIDを非表示/違反報告)
瑠宇@鈴蘭 - あ、天才。 (7月26日 15時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
離羅(プロフ) - 空白時さん» れ、レレレレレス?!?! (7月26日 15時) (レス) id: 8df0c1e51a (このIDを非表示/違反報告)
空白時(プロフ) - 離羅さん» ありがとうございます〜!! (7月25日 18時) (レス) id: f453ccfd84 (このIDを非表示/違反報告)
離羅(プロフ) - 天才ですか、、、、、? (7月24日 15時) (レス) @page12 id: 8df0c1e51a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空白時 | 作成日時:2022年8月12日 15時

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