【短編集】Imitation (ページ19)

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# 肌見せ Koji Mukai ページ19

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(康二 side)

「 A...... 」

『うーん？』

帰ってきたら、Aがご飯作ってくれてた。

キッチンに立つAは今日も可愛い。

可愛いんだけど！可愛いんだけど......

「 Tシャツ、それ俺の？」

『うん康二がもう着ないって言ってたヤツ』

『要らないなら油はねてもいいかな〜って』

『やだった？』

「いやもう着ひんからええよそれは」

彼女が自分の服ブカブカで着てんのってさ、

やっぱり男のロマンちゃう？

俺だけ？こーんなキュンキュンしてんの。

「下......それ穿いてる？」

『うん、ショートパンツ穿いてるよ』

捲ってみ、って言われてちょっと手プルプルしながら

AのTシャツを捲ったらしっかり穿いてた。

穿いてるんですね！安心しました！

......ってなるか！！！！！

「あのー、Aちゃん？」

『なぁに？』

「もうちょっと長いズボン穿かん？」

そない短かったらお腹冷えちゃうかもよ？とか

そもそも女の子に冷えは大敵って言うやん！とか

頑張って説得したけど、あかんかった......

『だってあっついじゃん』

あっついのはわかる！！！俺も暑いもん！！！

でも、俺向井康二だって男ですよ！！？？

正直目のやり場に困っちゃうのよね！！！！！

「俺のために長いの穿いてくれよ〜」

『ちぇ〜〜っ！』

丁度料理も一段落したのか寝室に向かってったA。

ふぅ。これで助かった。

『はい！着替えたよ！』

「いい子いい子......っておい！！」

着替えてきたと思ったら俺のパジャマ着てる。

しっかり下だけじゃなくて上も着替えてるやん。

しかも裾余りまくり。思わず頭を抱えた。

「あんまり可愛いことしやんとって」

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