おまけ17 ページ34
複雑な気持ちはあるものの、とにかく私はその後ずっと笑っていた
スタバを出ようとすると、章ちゃんがギュっといつもより力強く私の手を握ってきた
A「章ちゃん？」
章「あっ…ごめん」
章ちゃんが私にそう謝ると、今度は優しく私の手を包んだ
章「その…怒ってええよ？」
A「何を？」
章「何をって…」
章ちゃんは少し困った顔をして、口を重たくさせながら私を見つめてきた
A「そしたら、すぐに辞めてくれる？」
珍しく、しどろもどろする章ちゃんがおかしくて、少しだけ意地悪な発言をしてみた
でも、その発言は…私の本音
章ちゃんは、ますます困った顔をしながらも、私をそっと抱きしめてきた
章「とんでもええよ…」
A「とぶ？」
章「バックレて、辞めてもええよってコト…そういう辞め方もあるから…」
A「出来るの？章ちゃんの性格上、それは無理だよ？やれるならきっと、もうやってる…」
優しく抱きしめ返すと、さらにギュっと私を抱きしめてきた
A「章ちゃん？」
私の問いかけにこたえるコトなく、さらにギュっと抱きしめてくる章ちゃんは、なんだかとても小さな子供の様にみえた
A「章ちゃん、私のコト…」
私が、笑いながらいつもの様に質問をしようとすると、彼の唇によって口は塞がれた
章ちゃん…本当はね…わかってるよ…
章ちゃんに聞かなくても、章ちゃんが私をどう思っているか…
章ちゃんが出すメールが、たとえ素っ気ないものだとしても…
派遣彼氏という仕事をして、他の子に甘い夢を見させていたとしても…
お互い忙しくて、逢えない日が続いたとしても…
一緒にいる時、私のコトを好きだっていう気持ちを必ず章ちゃんから感じる
だけど…
章「…好きやで…」
この言葉を私は直接聞きたくて…
A「うん…」
章ちゃんが、だんだん顔が赤くなるにつれ、手元で口を覆う姿
この姿も好きで…
つい、私はこの質問をしてしまう
不安が全くないと言ったら嘘になる…
でもね…章ちゃんの事が…
A「私も…好き」
だから、これからもこの質問はしちゃうと思う
許してね…章ちゃん…
章「ふふっ…知っとるw」
そして意外に照れ屋なクセに、こう言う時に必ず意地悪な顔で笑うのも好き
A「バレてた？」
章「あはは」
好きな事は知ってても…質問する理由はわかってないよね？
章「なに笑ってん？」
A「なんでもない」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 744人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こじゅMAMA(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます。一気読みありがとうございます。満足していただけましたか？はい。おまけ更新なかなか出来ずすいません。コメ返し遅くなりごめんなさい！頑張りますね (2015年8月19日 10時) (
レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 一気に読んじゃいました(＾ω＾)おまけの更新お待ちしてます☆ (2015年7月2日 9時) (レス) id: 5d2360f5c7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - まぁ〜さん» まきちん名前かえたんだね( ´ ▽ ` )章ちゃん派になったのかな？やり取りよかった！？よかったです！！これからも宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ニコラさん» 久々のおまけ更新お待たせいたしました( ´ ▽ ` )ﾉ好きな作品になれてる事が嬉しいです！ドキドキデートできる様に努力しますね！コメありがとうございました！！ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - ごまさん» 章ちゃんとともに素敵な夢を過ごして下さいな( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年6月7日 22時) (レス) id: b73d3e34d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こじゅMAMA
x他2人 | 作成日時：2014年8月15日 16時
