蝶の舞う呪い【呪術廻戦】 (ページ7)

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虎杖「同期ぃ？」

伏黒「そうだ、そいつは今別任務で他所にいる

お前が特級呪物とったから

それ探すための援助として

わざわざここまで飛ばしてくれたんだよ

反省しろよお前」

虎杖「なんで急に怒られたの俺

盗ったのはマジごめんて」

伏黒は虎杖にガンを飛ばした後また口を開いた

伏黒「…てかお前こわくないんだな」

虎杖「いやまぁ怖かったんだけどさ

知ってた？人ってマジで死ぬんだよ」

伏黒「は？」

虎杖「だったらせめて自分が知ってる人くらいは

正しく死んで欲しいって思うんだ

まぁ自分でもよく分からん」

伏黒「…いや」

その時虎杖が抱えていた女子生徒のポケットから

"謎の指"が落ちる

それを虎杖が拾った

虎杖「これが」

伏黒「あぁ。特級呪物"両面宿儺" その1部だ」

虎杖「りょうめ…？」

伏黒「言っても分かんねぇだろ

危ねぇからさっさと渡せ」

虎杖「はいはい」

その時、

＿＿ｸﾞﾆｨ

ﾁﾘﾝ!

ｼｬﾝｯｼｬﾝ＿！

虎杖の背後に別の呪いが迫ってきていた

それに反応した蝶は

数匹突撃、また数匹は

虎杖と倒れている男子生徒を足で掴み

距離を取らせるために引っ張った

ﾄﾞﾝｯ

伏黒「逃げろ」

しかし蝶では僅かに間に合わないと判断した伏黒は

虎杖を強く押した

虎杖「伏黒！」

呪いと衝突した衝撃で爆音と煙が舞う

煙が再び晴れた時には

伏黒が大きな呪いに掴まれていた

「おっぉお」

伏黒「【鵺】」

＿ﾊﾞｺﾞｫｯ!!

伏黒「がっ…」

伏黒は反撃しようと別の式神を呼ぼうと試みるが

抵抗も虚しく壁に思い切り打ち付けられ

その振動で術式が途切れて玉犬まで消えてしまった

そしてそのまま外へ放り出される

伏黒「(術式途切れた…！！

クソ…頭回んねぇ)」

＿ﾁﾘﾝ

ｼｬﾝｼｬﾝ＿

伏黒「(あぁ、Aの蝶の数ももう無い…

さっきの攻撃から俺を庇ったからだな、)」

今、伏黒の視界に入った蝶の数は僅か6匹

先程まで20近く居た蝶は

一部は外に放り出される伏黒のクッションに

そしてもう一部は

放り出されるのを防ぐ、とまでは行かないが

なんとか伏黒に伝う衝撃を弱めようと動いて

攻撃に耐えれず煙のように溶けて消えた

＿＿ﾁﾘﾝ、ﾁﾘﾝ

風鈴の蝶が伏黒を心配するように飛び回る

伏黒「…ありがとな、無かったらもっと酷かった」

＿＿＿

『＿ん、？』