蝶の舞う呪い【呪術廻戦】 (ページ50)

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真希「久しぶりだな、A」

『お久しぶりです』

パンダ「いつも棘が悪いね」

『？いえ、』

Aは何故謝れたのかわからず首を傾げるが

特に困ってはいないので否定した

真希「てかどうした、その髪と制服」

真希が言っているのは

いつも結ばれていたはずの髪と

制服の上着が

黒の長袖シャツになっている事についてだ

シャツの裾はスカートの中に入れられている

それに答えるために口を開いた

『どっちもこの間の任務でちょっと、

髪ゴムは替えがなかったのでそのままなんです

制服も新調してもらうまでこのままで』

狗巻「こんぶ？ツナ？」

『大丈夫です、怪我は治ったので』

心配しているらしい狗巻にそう答えた

次は真希が口を開く

真希「その髪の長さじゃウザイだろ

ちょっとこっち来い、結んでやるから

替えなら私のやるよ」

『いえ、でも』

真希「いいから来い！！」

強引に手を引かれて近付くA

真希は制服のポケットから紐を取り出す

そしてAを階段に座らせて髪を纏め始めた

狗巻は座るAの前に行くと声をかける

Aが首を傾げると

どこからか鞄を持ってきてそれを探る

狗巻「しゃけ、ツナマヨ、こんぶ」

そこから1つずつおにぎりを出す狗巻

これは本当に具を言っている

Aにあげたいらしい

どれ？と首を傾げた

『…こんぶ』

狗巻「こんぶ？」

狗巻の問いに彼女が頷くと
昆布のおにぎりをAの手に乗せた

『ありがとうございます』

お礼を言うと今度は彼女がポケットを探り

『どれがいいですか』

ブドウ、オレンジ、イチゴ、リンゴの飴を差し出した

これもちゃんとのど飴である

狗巻は目を輝かせた

そしてオレンジを指して具を言った

それに頷きAは狗巻の掌にオレンジの飴を置く

狗巻「ツナマヨ～♡♡」

狗巻はAの隣に

肩が付くほどピッタリと座ってご機嫌だ

目が完全に♡←これである

釘崎「あの距離感ツッコんだ方がいいかしら」

伏黒「…いや狗巻先輩は正直ツッコみたい」

パンダ「真希もなんだかんだ

Aのこと気に入ってるからな～」

そう言って3人を見ていると

真希がちょうど髪を結び終わったらしく

お礼を言うAと

それにグッと親指を上げて

褒める狗巻が楽しそうに笑っていた