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伏黒「!!」
宿儺「ん?」
伏黒「(この蝶は…Aの!!)」
どうするか考えていた伏黒の元へ
通常より一回り大きな蝶が1匹
それに連れ添い飛び回る桃色の蝶が数匹飛んできた
宿儺「
まさか起きたのか?
…いや、勝手に出てくるとも言っていたな
自分が出した訳では無いか」
宿儺が興味深そうに見ている
その蝶は伏黒を守るように周囲を飛びまわる
伏黒「(A…)」
宿儺「おい、お前の式神
影を媒体にしているのか」
伏黒「ならなんだ」
宿儺「フム、分からんな
__お前あの時、何故逃げた」
伏黒「?」
伏黒は宿儺の言葉に首を傾げるが
宿儺は気にせず続ける
宿儺「宝の持ち腐れだな、まぁいい
どの道その程度では
伏黒「(バレバレか)」
伏黒は覚束無い足で立ち上がる
蝶はそれを援助するように肩に止まって上に飛んだ
宿儺「つまらんことに命を懸けたな
この小僧にそれ程の価値はないというのに
コイツを守るくらいなら
____
じゃあなんで俺は助けたんだよ!!
____
"不平等な現実のみが平等に与えられている"
____
あの人達じゃなくて私が死ねばよかったって思うよ
____
誰かを呪う暇があったら
大切な人のことを考えていたいの
____
疑う余地のない善人だった
誰よりも幸せになるべき人だった
それでも津美紀は呪われた
Aは透き通った硝子の様な綺麗な心を持っていた
初めて会った時、
直感で周りの人間とは"中身"が違うと思った
生物を愛し、命に愛され
愛する家族と共に幸せになるはずの1人だった
俺の性別も知らず
"恵"なんて名前を付けた父親は
今も何処かで
のうのうと生きている
因果応報は全自動ではない
悪人は法の下で初めて裁かれる
__呪術師はそんな"報い"の歯車の一つだ
少しでも多くの善人が
平等を
享受出来る様に
俺は不平等に人を助ける
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名無し85578号(プロフ) - 絵うますぎやろ、、、 (1月24日 12時) (レス) @page21 id: cb5a427560 (このIDを非表示/違反報告)
, - アユォさん» そう怒んなってw (9月25日 16時) (レス) id: 459d45f88e (このIDを非表示/違反報告)
アユォ - Rさん» 知 ら ん が な (8月25日 23時) (レス) @page1 id: 58566d1681 (このIDを非表示/違反報告)
翠 - 棘、可愛すぎです!!好き (4月29日 3時) (レス) @page50 id: 6cd5e39845 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - Rさん» pixivならまだしも、、占ツクではよいのでは?? (2022年10月9日 18時) (レス) id: 19cd532bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘党組 | 作成日時:2020年11月3日 1時