蝶の舞う呪い【呪術廻戦】 (ページ4)

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伏黒「死体でも埋まってんのか？」

特級呪物を回収する為に潜入した学校

そのラグビー場を見上げると

ポールに掴まる"化け物"は奇妙な声を上げている

「(だとしてもこのレベルがウロつくなんて

恐らく二級の呪い

例の呪物の影響か……？

さっさと回収しないとな…)」

伏黒「クソ！気配がデカすぎる

これじゃ潜入した意味がまるでねぇ」

すぐ隣にあるのか、

それとも遥か遠くにあってもおかしくないのだ

伏黒は1つため息を着くとスマホの画面をいじる

そして指でスライドしてあるボタンをタップした

＜ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

«ﾌﾟﾂ…もしもし、»

伏黒「…"A"」

«どうしたの、恵»

伏黒が電話をかけたのは同級生の実力派A

ちなみにAも別の場所で

数日連チャンの任務を行っている

伏黒「回収する予定の特級呪物が

百葉箱に置いてあったんだが、」

«「……百葉箱…？ほんとにそんなとこに置いてたの、」»

伏黒「…そうだ」

伏黒の発言に流石のAも驚愕したが

伏黒も保管場所に不満はある

そのせいで自分の任務が長引いている

伏黒「…で、その呪物が昨日無くなってた

多分誰かが盗ったんだろ」

«『うわぁ…最悪、それ探すの…結構難しいよね、』»

伏黒「あぁ、この学校自体"呪い"が居て

気配が把握しずらい

学校ごと閉鎖した方が早いか？」

«『うーん…面倒だけど、見つからないならそれが早い

…私の"蝶"何匹か送ろうか？』»

伏黒「……そこからの距離は？」

«『県跨ぐ』»

伏黒「…」

«『…出来るかは分かんないけど

"蝶"達は恵の匂い覚えてるし

指示すればちゃんとそこに行ける

とりあえず50作るから

…そっち着く頃に何匹か減ってるだろうけど

20匹位は大丈夫だと思う』»

伏黒「…分かった、悪い

お前も任務中なのに」

«『いや、いいよ

多分こっちは今日の午前中には終わる…

着いた"蝶"には好きに指示だしてくれていいから、、

多分、全速で30分で着く』»

伏黒「分かった、」

電話の相手に別れを告げて通話を着る

伏黒にとって唯一の常識人であるAは

高校生にしては大人びた雰囲気を持っている

同じく伏黒も落ち着いた性格なので

2人は結構ウマが合う

彼は担任よりよっぽど頼りにしている←

伏黒「"蝶"が来るまで30分…その辺で待ってるか」