僕の暮らし ページ5
僕とからすさんは、お互いの動画の感想を言い合ったり、ダンサーあるあるで盛り上がりながら、僕の家までの道を歩いていた。
からすさんはやっぱり良い人で、面白おかしく話しを広げてくれる。
少しばかり人付き合いが苦手な僕でも、この人となら仲良くなれる。そう感じた。
『もうすぐです。この角を曲がって…ここ。ここです。』
「おおー!ほんまに近かったな!いいやん、綺麗なとこやんか」
『ははっ、ありがとうございます。ここの7階なんです。行きましょうか』
「わくわくしてきたー!」
僕を追い越し軽やかな足取りでエレベーターへと向かって行くからすさんの背中を追いながら、そういえばこの家に誰かを入れるのは初めてだな、なんて考えていた。
どこか僕も浮ついていた。横をものすごいスピードで走り去っていった女の人なんて気にも止めなかった。
普段は警戒心の強い僕が、周りの変化に気づかないわけがなかったんだ。
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M - 続き気になります!SLHの男主小説少ないんで嬉しいです!! (2019年8月8日 11時) (レス) id: c51e362cb2 (このIDを非表示/違反報告)
雪林檎(プロフ) - こんには!とても面白かったです!続きがとても気になりました!いつでもいいので更新待ってます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: abf7edc199 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 面白いです!すぐに高評価押しました!SLHの小説少ないから嬉しいです!更新頑張ってください(´∀`*) (2018年10月14日 22時) (レス) id: 0ceadaf922 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はじゅ | 作成日時:2018年3月5日 4時