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「・・・A。それ、本気で言っとんのか。」
信介くんに真剣な表情をして言われ、私がその圧に押し負けそうになったときだった。
「おい行くなや、A・・・！！」
『・・・な、』
いきなり現れて声を上げたのは侑だった。
侑だけじゃない・・・みんな、いる。
もしかして今の話、聞いてたの・・・？
「・・・A。やっぱ、俺らの気持ちはどうでもよくなったんやな。」
治がズカズカと近づいてきて、私の両肩をつかんで言った。
『そ、そんなこと、言われても・・・！』
か、顔が怖いし、気持ちって言われても分かるわけない。
「・・・おい、ちゃんと言わな伝わらん。俺に話してくれたみたいに、Aにも話さなあかんやろ。」
少し怒りを覚えた様子の信介くんが、みんなに向かって言った。
すると、今まで黙っていた倫太郎が口を開いた。
「・・・A、昨日俺に聞いたよな。稲荷崎にいらない存在だよねって。」
『・・・そうだね。』
「そのとき・・・違うって俺言ったじゃん。あれ、信じて欲しい。」
『っだから、そんなの信じられるわけないって・・・！！』
散々、雑な扱いしてきたくせに。
・・・信じて欲しい？今更すぎるよ。
信じるつもりもない私に対して、倫太郎は必死に言葉を探しているように見えた。
ねえ・・・どうして黙るの。思ってることがあるなら、いつもみたいにはっきり言ってよ。
「・・・やっぱ、無理や・・・！！！」
「おいまてツム・・・！！」
そう言い放った侑が、この場から逃げるように立ち去った。
『・・・っ、なんで、』
この状況から逃げたいのは、私の方だよ。
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水無月のぞみ - 私的には音駒か梟谷に行って欲しかった！ (12月1日 16時) (
レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
クリームうんちょ - すごく心残りがないお話でスッキリしました！！！！！お疲れ様です！！良い作品でした！！ (2022年1月5日 15時) (レス) @page31 id: 64d596bd65 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 完結おめでとうございます (2020年6月20日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 以前読ませて頂いたのですがとても素敵でした！更新待ってます！ (2020年6月12日 23時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 白布くんかっこいい (2020年6月12日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 | 作成日時：2020年6月4日 19時
