【愛されなかった】さよなら神様。【審神者】

番外編『落涙は泡沫の如し』＃２ ページ29

イ「アイツらはな
僕を裏切ったのさ。
僕じゃない他の誰かを選んだ。」

尽くしてたのに...尽くしてたのにッ!!

そう叫んだそいつの顔が
頭にこべりついた。


イ「だから、僕はね。
復讐することに決めたのさ。
汚い刀剣男士共全員を絶望の縁に
追いやってやる。」

あ「俺達は、関係..ないだろっ！」

イ「関係あるよ。大いに関係ある。
だって僕は君達審神者も嫌いなんだよ。
だからさ、死んでよ。ねぇ、ねぇねぇ」

俺の腹に短剣が
ぶっ刺さる。

あ「ぃ"っ..あ"ぁ!!」

イ「君が死んだらさぁ、君のところの刀剣男士はどうなっちゃうんだろうね!!
あ、そうだ！審神者がいなくなって
霊力が供給されなくなるとね？
刀剣男士って形を保てなくなるみたいだよ？」

あ「どういう..こと、だよ」

イ「初めは体調不良から。
酷くなると自我を保てなくなるらしい。
元々、審神者の霊力で人間の肉体を
得たからね。心が死んでいくらしいよ？

いいなぁいいなぁ！楽しみだねっ」

今度は深く抉られる。
血が口から逆流して

とてつもなく息苦しい。

イ「君は愛されてて羨ましいなぁ。
ほんと堪らなく憎い」

よく言うよ。
俺だってお前と同じだ。


愛されてない。
愛してもらえない。

あ「くそっ、たれ」

だけど

俺はあいつらが好きだ。
好きでたまらない。

俺が死んでも
きっとあいつらは

悲しまない。
それでもいいんだ。


俺はどうなってもいい。

でも、母さんが守ってきたものを
俺が壊すわけにはいかない。




.




届け、届け。



その一心で

俺は
式神に霊力を込めて
飛ばし続けた。





イ「君も、可哀想な人だね。」







嗚呼、誰か

＿＿＿＿＿＿助けて。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
という感じでございます！
いやぁ、下手ですいません..
これが精一杯なので御容赦願いますッ

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