【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ8)

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私の個性ページ8

千与side

新学期の、ドタバタとした雰囲気は落ち着いてきていた。

私も私で、イレイザーヘッド先生に関する悩みは吹っ切れた。

これで良かったのだろう。

今はとある所へ移動中。何故かしらないけど、ヒーロー基礎学の見学？をする事に。

『お待たせしました。オールマイト先生。』

オールマイト「大丈夫、そんな待ってないから。それに生徒たちもまだ来てないからね。」

オールマイト先生と会話してるうちに、生徒達がゾロゾロとやってくる。

芦田「あ！鈴木先生！」

切島「今回は先生も一緒なんすね。」

やっぱり一年生、可愛いー！

なんて、言ってる暇もなく。私は安全なところへ連れてかれる。

今回はオールマイト先生の指導による対人戦闘訓練。

2対2のヒーロー側とヴィラン側に別れるみたいだ。

上鳴「そういえば、先生の個性ってなんでしたっけ。」

『えっ。私は…その……。ほぼ無個性に近い個性だよ。』

蛙吹「どういうこと？」

うーん、説明しちゃっていいのかなー……。時雨に怒られないかな…

私が困っていると

オールマイト「無駄話してないで、他の子の様子をちゃんと見るように。参考になることもあるから。」

流石教師である。

実際。今回やってる訓練もなかなかに良いものだ。

屋内という狭いところでどう守り、戦うか。

まぁ、No.1ヒーローにとっては今や簡単なことなんだろうけど。

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初戦の様子を見て、私はヒヤヒヤしてしまった。

緑谷くんだっけ。あの子、またあんな大怪我を……

これはまた私が保健室に行かねばならないパターンか。

でも、力の制御が難しいのは知っているから憎めない。

私は案の定、オールマイト先生に頼まれ…即刻彼を保健室に連れて行った。