第二十一話 ページ22
貴方side
和「だって、俺もA好きだもん」
え？
和希が私を好き……？
どうしよう
私は勇次郎が好きだけど、
それを言ったら和希は傷つくよね？
あ、でも、言わない方がダメなのかな？
あぁ、もう分からないよ……！
すると。
和「A、無理しなくていいよ」
貴「え？」
和「お前、たぶん俺以外に好きなやついるだろ」
貴「それは……」
和「いいって。無理すんな」
貴「でも……」
和「お前はホント優しいな。昔から変わんねぇ」
昔から？
そんなときからずっと、見ていてくれたんだ……
更に申し訳ない気持ちでいっぱいになる
でも、どんなに和希が私のことを見ていてくれたとしても……
私は、勇次郎が好き。
貴「和希、ごめん。和希の気持ちには応えられない」
和「うん。」
言うんだ。言え！
貴「……勇次郎。」
勇「うん。」
貴「私は……私も、勇次郎が好きだよ。」
貴「勇次郎に会ったあの日から、ずっと。」
勇「……うん。ありがとう」
そう言って笑った勇次郎の顔は、
今まで見たことないくらい幸せそうだった
和「A……おめでとう」
貴「うん。和希、ありがとうね。」
和「……でも、俺、諦めるつもりねぇからな」
……は？
さっきおめでとうって言ったじゃん……？
和「別に、お前らの邪魔はしねぇよ。でも、好きでいるのは自由だろ？」
勇「お前がAのことどう思おうが、Aは渡さない」
勇次郎、恥ずかしいことサラっと言うなぁ
和「それはA次第だけどね。A、コイツに飽きたらいつでも来いよ」
貴「ん。……でも飽きないから大丈夫」
ふふっ
やっぱり、和希は和希だね！
こんな湿っぽい感じより、元気がなくっちゃ！
勇「もういいよ。A、帰ろ？明日も仕事だろ」
貴「そだね。じゃあ、和希、また学校でね」
和「おう、またな」
勇「A。」
貴「なに？」
勇「さっきはバタバタしてたから、改めて言わせて」
勇『Aが好きだ。僕と、付き合ってください』
貴「……はい」
＿＿咲良A、16歳。
初めて彼氏が出来ました
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はっぴい☆ - コメントを書こうと思っていても書けずに早３ヶ月がたっていました。 月紀乃さんの書くキスシーン大好きです！ 主人公の設定にもこだわりがあって読みごたえがあります！！ 次の作品すごく楽しみに待っています！ ファイトです！ (2018年4月6日 9時) (
レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
月紀乃(プロフ) - 月紀乃です！コメントありがとうございます♪とても励みになります (2017年12月22日 21時) (レス) id: 272eb1376a (このIDを非表示/違反報告)
澪羽 - 続きが気になります！更新ガンバです！応援してます。 (2017年12月21日 21時) (レス) id: c0d770212f (このIDを非表示/違反報告)
光 - すごくいいです！ これからも見ていきたいと思います！ (2017年12月15日 19時) (レス) id: d82a3e43a2 (このIDを非表示/違反報告)
自由 - めっちゃいいです！更新頑張ってください！！ (2017年12月14日 22時) (レス) id: c0d770212f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紀乃 | 作成日時：2017年12月8日 20時
