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ちゅ、とリップ音が薄暗い部屋に小さく響く。

テヒョンさんの柔らかい唇が重なる度に短い吐息を吐いた



ぎゅっと彼の男らしい太い首に腕を回し、自らぐいっと距離をつめて、深いキスを求める







今は…今だけは全て忘れたい









一瞬、積極的な行動に動揺したのか、目を丸くしたテヒョンさんだが直ぐに応えてくれた。




深いキスをしながら
テヒョンさんが太腿を持ち上げる

彼の冷たい手が肌を撫でる。それがくすぐったくも気持ちよかった。









「A…」



『…ん』









ゆっくりと唇を離すと、テヒョンさんは若干火照った顔で目を細め上から見下ろした









「本当に、いいの…?」




『何で今更…』




「ごめん…っ、A」









突然テヒョンさんは私を強く抱きしめた


痛い…。


取り敢えずポンポンと手で背中を叩いてやると、首からスンと鼻を啜る音が聞こえた









『テヒョンさん…?』



「Aは、…本当にこれでいいの?」



『え、』



「ユンギヒョンへの寂しさを俺なんかで埋めて」



『…っ、それは』




「少なくとも俺はAに俺だけを求めてほしい、俺じゃユンギヒョンに適わないから…」







テヒョンさんは強く抱きしめていた腕を緩めて私の髪を触り始めた








「本当はすごい欲しいよ、今だってAにキスしたいし触りたい。」




『それなら何で…』




「でもAが求めているのは俺じゃないでしょ」









返す言葉が見当たらず、下を俯いていると
テヒョンさんは、後頭部に手を回し優しく彼の鎖骨の上に頭を押しつけた


髪を撫でる彼の指がくすぐったい




テヒョンさんの優しさに涙が込み上げて来る。









その後、涙が枯れるほど彼の腕の中で泣いた


きっと醜い姿だっただろう




























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設定タグ:BTS , テヒョン/V , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時

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