メカクシ団で王様ゲーム！【カゲプロ】

＊0.5＊始まり ページ2

「暇だな...超暇...」


私は手に持っている雑誌のページを
めくりながら呟く。


「なんか退屈してきたっていうか...。
スリルが足りないというか...」


まぁ、こんな感じで、
異常に独り言をつぶやいてるレベルで
暇なのだ。雑誌を読んでいるといっても、
ただもっているだけで頭には入ってない。

なんか今ネットの回線悪くてイラストも
あされないし。なーんて考えてたら...


「で・す・よ・ね〜」


ネットの回線事情なんて御構い無しにスマホから声がした。


「エネ。」
「Aさん。」
「ん？」
「暇なんですよね？」
「うん。」
「私もなんですよ。」


......エネは私と暇を分かち合いたいのか？

もちろん...そんなわけはなかった。

あのエネだ。おもしろそうな話を
持ち込んできた。


「そこで私、考えました！
王様ゲーム、やりましょう！」
「............エネ」


私はニヤリと笑ってエネの名前を呼ぶ。


「はい！何でしょう？」
「それ最高...♪」


そう言って、舌なめずりをした。
そしてメカクシ団、王様ゲームは幕を開けた。


いや、うん。壮大すぎた。

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