【短編集】上弦＋αには妹弟がいるようです

逆・柱稽古 ページ44

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　 黄昏時。
　
　

　先刻沈んだ夕日の名残が残る空の下､柱達は産屋敷邸に集められていた。
　
　
　
　
　胡蝶 しのぶが茜と闇の色が混ざり会う空を見上げ､集められた理由に思いを巡らせたその時。
　
　
　
　

　
　
「お館様の」


「お成りです」
　
　
　
　
　

　
　
　ザッと音をたてて柱全員が跪く｡
　
　
　

　

　
　少女達と共に出てきたのは､産屋敷と......



　



　
　




　鬼の妹弟達だった。






　
　気配で察したのか､何人かが僅かに動く｡


　


　


産「柱合会議でもないのに呼び出してごめんね。今日は､ちょっとした提案をしようと思ったんだ」



錆「提案､ですか.......？」





　一同の疑問を代弁するかの様な錆兎の問いに､産屋敷も笑みを浮かべて頷く｡





産「もうすぐ“柱稽古”があるだろう？
　その前に､柱達の戦力の増強を図ろうと思ってね。彼らなら数百年の経験もあるし､いい助言がもらえるだろうからね」


　

優「それは建前でしょ。本音は？」




産「お見通しみたいだね......。
　本音を言うと､君たち同士の親睦をもっと深めて欲しいんだ。仲間との結束力を高めるのは大切だからね」



　
　
　少女の1人がくじを持って前に出る。




産「組み合わせはくじで決めようか。
　１人ずつ引いていってくれるかな？」



柱全員「御意」







＿＿＿＿＿






　
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　いつも本当に有難う御座います！




　こんな駄作者ですが､少しでも皆さんの心の片隅に残る作品を書けるよう､これからも精進させていただきます！
　





　これからも「上弦+aには妹弟がいるようです」を宜しくお願い致します！




　
　
　以上､作者からでした。
　

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