水柱・錆兎の過去 ページ31
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あれは､忘れもしない8年前。
俺は鬼に命を救われた。
全鬼殺隊員の敵である無惨の妹弟に........
＿＿＿＿＿＿8年前＿＿＿＿
優「........おかしい」
その一言が､始まりだった。
時々開かれている､耀哉と優､陽の集会｡
その最中､突然放たれた言葉を耀哉は聞き逃さなかった。
産「何がだい？」
優「最終選別。弱い鬼しか居ない筈なのに毎年死者が多すぎるの。 特に､この鱗滝って育手の子はずっと死んでいて...........」
陽「確かに。まるで何かに狙われているみたいなんだよね」
鬼である2体の意見に､耀哉も表情を曇らせる。
産「そうだね..........。でも､僕たちは選別に介入することはあまり出来ないんだ」
優「なら私達が行けばいいのよ。最終選別はいつ？」
産「来週だけれど........大丈夫かい？
選別は藤襲山という､藤の花が咲き狂っている山の中で行われている。 鬼は藤の花が嫌いだろう？」
陽「平気だよ。ちょっとしたアテがあるからね！」
だから任せて､とやる気満々の2体。
ここで止めるべきではないと判断したのか､産屋敷は申し訳なさそうに笑って許可を出したのだった.............。
そして1週間後。
夜の藤襲山に琵琶の音が響き､2体の鬼が姿を表した。
陽「わぁぁ...！見て見て姉さん､下の方は藤の花が咲き狂ってるよ。耀哉のいう通りだね！」
優「そうね。綺麗だけど､近寄りがたいのが残念.............。 それより､早く目当ての鬼の調査をしないと」
陽「うん！」
陽が返事をしたその瞬間。
「うわあぁあぁぁああぁぁっ!!!!!」
一際大きな叫び声が聞こえた。
闇をつんざく様なその叫びは､耳にねっとりと残るようだった。
陽「.............あっちから聞こえた」
優「早く行くわよ」
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零(プロフ) - ケチャップさん» コメント有難う御座います！これからもどんどん辛辣になっていきます(笑)。ちょくちょく覗いていただけたら嬉しいです！ (2019年12月12日 6時) (
レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)
ケチャップ - 妹とかが辛辣なのめっちゃ面白い (2019年12月10日 17時) (レス) id: 0399b1d0a7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 2人で頑張りましょう！ 体調には気を付けて........！ (2019年11月30日 7時) (レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)
冷月 - こんにちは。作者の冷月です！今日から私も更新がんばります！！！！ (2019年11月30日 3時) (レス) id: 0628a6c5b2 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 申し遅れました、零って書いてありますがこのはです。 (2019年11月20日 20時) (レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷月、このは | 作成日時：2019年11月7日 15時
