【短編集】上弦＋αには妹弟がいるようです

産屋敷邸のとある1日 ページ25

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　鬼殺隊。



　古(いにしえ)より存在し､今宵も何処かで鬼を狩る。



　そんな鬼殺隊の主君・産屋敷 耀哉は......




優「耀哉､久し振り。元気にしてた？」

産「久し振りだね。呪いも大分マシになったから､今は凄く元気だよ」




　........鬼とめっちゃ仲良くしていた｡




　畳張りの広い客間にいるのは産屋敷 耀哉と輝利哉(きりや)､そして優､陽､紅葉､楓､音凛､椿の8人。


　他の妹組と子どもたち､あまねは別の部屋で遊んでいる。




産「最近､無惨はどんな様子かな？」

陽「“花札の耳飾りをした少年”に執着していて､探してるみたいだよ！」

楓「考える迄(まで)もなく炭治郎さんでしょう」



　“炭治郎”という言葉に産屋敷親子の目がすっと細められる。



産「炭治郎には“何か”があるんだろうね」

輝「なんとなく､そんな気がします」




紅「2人が言うならそうなんでしょうね〜｡私もその子に会ってみたいです〜〜」

産「なら会ってみるかい？」

陽「いいね！」





　サラッと爆発発言をした耀哉。


　しかし妹弟組もこんな発言は日常茶飯事｡


　慣れているのか難なく受け入れている。





　正直波乱の予感しかしない。





＿＿＿＿＿＿＿＿



　よく考えると､優と陽は産屋敷一家の遠い遠いご先祖様なんですよね。

　

　衝撃発言は遺伝なのでしょうか。






　それはさておき､妹弟たちは夜の間に素早く産屋敷邸へと移動しました。







　鬼は基本的に日光に弱いですから。









　そう､“基本的”に...................

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