【◇】again.4 (ページ46)

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174.様変ページ46

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『倉持くん！！久しぶりーーー！！』

「1ヶ月前会ったじゃねーか」

居酒屋で抱きつかんばかりの私に切って捨てる彼。

高校の頃のラーメン友達はいつの間にか昼間っから酒を飲む仲へと様変わりしていた。

カウンター席で隣に座って『とりあえず生で』と笑う私に倉持くんはため息。

『さぁ飲むぞー！！』とコップを持ち上げると、「うるせぇよ」と軽く殴られた。

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「あー、御幸の奴か。うぜぇくらい活躍してるな。目障りだわ」

『過去のチームメイトなのにひどすぎ…』

けらけら笑うと、「あたりめぇだろ」と倉持くんが吐き捨ててぐいっとコップを傾ける。

温まってきたのか非常に舌が回るみたいで、今日の倉持くんはよくしゃべる。

「あーあー俺もプロに行きてぇ」

『なんで？大学楽しいじゃん』

「金が欲しい」

『切実だね』

そう言い捨てると「ひゃはは」と倉持くんは笑って、それから「そーいや」と私の目を見た。

「お前の彼氏も絶好調じゃねーか」

『うん。鳴はやっぱりすごい人だよ』

「他人事か。もっと自分のことのように喜べよ」

『…できないんだ、なぜか』

静かにそうつぶやくと、相変わらず察しのいい彼はズバリとその言葉を口にした。

「別れてぇの？」

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