18.秘密 ページ19
スタート位置に全員で並び、開始を待つ
[パンッ]
号砲がなり、第一走者が走り出した
生徒D「ネットにはり付いている人?……かわいそうだが、アイツを晒し上げるか」
生徒E「鉄棒の前回りができない人って、そんなやついるわけねえだろ」
生徒F「先生をお母さんと呼んだことがある人……いや、どうやって見つければ」
なかなかカオスな顔ぶれで。緊張感より恐怖感があるのだが……
やば、そろそろだ
[パンッ]
合図とともに走り出す。周りのメンツもなかなか足が速いようだが、到底俺には及ばない
そして、お題が書かれた紙の前に立つ。どうかまともなのが来ますように
意を決して、紙を裏返すと……
さっき見てた限り当社比まともな方であろうお題だった。だが、これはこれで難しい
俺の中でこれに当てはまる奴なんて1人しかいない
俺は、あいつが今いる位置を探す。運よく、自軍の席の前のほうにいてくれたおかげですぐ見つけられた
そちらに走って行くが、まだ自分だと気づいてない様子で、ボーっと俺のほうを見ていた
せ「おいっ!」
『え?』
俺はAの前に立ち、声をかける
せ「お前や、いいから来い!」
動揺しているAの手首を強引に引っ張っていく
Aのスピードの問題で、少し遅めの走りだったが一着でお題を確認する係の前に立ち、紙を広げて見せた。
女生徒「え、えっと……」
せ「なんや、こいつで文句ないやろ?」
女生徒「……どうぞ」
何か言いたげな顔をしているが、押し通す
せ「行くで!!」
今度はAも一緒走り出し、そのまま1位でゴール
『あの……お題ってなんて書いてあったの?』
息を整えていると、彼女から問いかけられた
せ「あ?小・中学校の同級生やけど?お前俺と同じクラスだったみたいなこと言ってたやろ?」
言ってから自分で後悔する。あの場にはうらたんや坂田もいた。
相変わらず不思議そうな顔をしていたが、それ以上問い詰められることはなかった
本当のことなんか言えないわ……
女生徒「ねえ、まりあちゃんセンラくんが引いた紙なんだけど……」
まりあ「え、これ?なんであの子なの……?」
[かわいい子]
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1万1千hitありがとうございました!
小説中に出てきた鉄棒の前回りができない人は僕のことです、めちゃくちゃ怖いです
まふまふさん大丈夫ですかね?今までも入院というのは多々ありましたが……
とにかく、休みたかったら休んで欲しいし、無理だけはしてほしくない限りです
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ぺるはむ - だっちさん» 毎回ありがとうございます……祝っていただけてとても嬉しいです! (2020年3月15日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
だっち(プロフ) - 完結おめでとうございます!!新作も読みにいきますね!!!!!! (2020年3月15日 7時) (携帯から) (レス) id: 7167dc6512 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - イキリチビタヌキの嫁さん» ありがとうw名前に目が行っちゃうわw (2020年3月14日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 彩華 ぴあのさん» いつも読んでくださってありがとうございます!センラさんをかっこよく書けていたようで安心しました…… (2020年3月14日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
イキリチビタヌキの嫁 - 完結おめでとー! (2020年3月14日 19時) (レス) id: 97832db026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年2月1日 19時