【文スト】 光の少年と闇の少女

五話、任務開始 ページ7

〜交番前〜

芥川「ゴホッ…ゴホッ…」

芥川は黒い鞄を持ち、咳き込み乍ら交番の中に入って行った。そして中の警官に

芥川「道に鞄が落ちていました遺失物かと…」

そう告げる。そして警官の一人が

軍警1「ああ、落し物ですね、では、この書類に詳細を…」

そして書類を取り出そうとしたが、もう一人の警官が芥川の顔を見ると

軍警2「おや？あんたどっかで…」

その言葉に鞄を置き乍ら

芥川「流石、もう看破なされたか」

芥川の様子に狼狽える軍警達

軍警1「まさか此奴…手配書の…」

そう言い、慌てて動き出し警官達は銃を手に取ると

軍警2「動くな！」

しかし、芥川は動じずに

芥川「矢張りこの街の軍警は頗る優秀だ」

次の瞬間芥川の異能力、羅生門が発動し警官達を瞬殺した。そして警察の屯所から出た芥川は携帯を取り出すと

芥川「終わった、次は？」

其処から聞こえた声は

A『そろそろ樋口さんが人虎を誘き出す時間です。あのビルの上で待機していてください、私も今からそちらへ向かいます。其処で落ち合いましょう』

Aの声だった。その言葉に

芥川「重畳、頼んだぞ」

A『はい』

その声を最後に電話は切れた

〜ビルの屋上〜

芥川「来たか」

Aが行くと、其処には既に芥川の姿があった

A「お待たせしました」

Aの言葉に芥川は緩く首を振るとAの肩に手を置き

芥川「無理はするな」

その直後芥川の携帯が震えた

樋口『芥川先輩。予定通り捕らえました。』

樋口からの電話だった。そして芥川は

芥川「重畳、Aと共に五分で向かう」

そう言い電話を切った。そしてAの方を振り向くと

芥川「行くぞ」

Aは頷き、芥川と二人で歩き出した

六話、衝突→←今更の君影の設定（名前変更しました）

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