三十一話、束の間 ページ46
エリス「う〜ん…」
A「ゆっくりでよろしいですよ」
エリスに引っ張られ、行き着いたクレープ屋で、メニューと睨み合うエリスにAがそう言った
エリス「もう!Aも食べなさいよ!私は貴女と一緒に食べたいの!確かにリンタロウに言えば、クレープぐらい、沢山食べられるけど、Aと二人だけで食べれる事なんてないもの!」
その言葉に、Aは目を見開くと
A「そうですね…では、お言葉に甘えて」
Aも微笑み、メニューを覗き込んだ
〜数刻後〜
エリス「う〜ん!美味しかったわ!また来ましょうね!さてと、リンタロウの所に戻らないと…」
最後の方は不機嫌そうな声色でエリスがそう言った
A「きっと首領が血眼になって探してますよ。却説、首領が黒蜥蜴や幹部の皆さんをエリス嬢捜索に出す前に合流しましょうか」
Aがエリスの手を取って歩き出した瞬間
A「…ッ!?」
一瞬の違和感に、Aが足を止めた
エリス「…?どうしたの?」
エリスが不思議そうに振り返った
A「いえ…何でもありません」
そう言い、Aは再び歩き出したが
A(今のは…時空の歪みの様な…何らかの異能が発動した…?でもあの一瞬だけだった…そう言えば先刻見かけた赤毛の少女…)
その時、Aの目が見開かれる
A「エリス嬢、少し急ぎましょう」
Aの足が少し速くなる
A(大丈夫、エリス嬢が居ると言うことは、首領は無事な筈…こんな時に…)
焦りが募った表情で、足早にAは森を探す。すると
エリス「A!リンタロウがあそこにいるわ!」
エリスが指差したのは、中島敦と話す森の姿だった
A(よかった…)
Aは胸を撫で下ろし、エリスの手を離した
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りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時