変わらない記憶でも。 (ページ8)

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から揚げページ8

薮side

薮｢おいおい、なんでこんなに今日は客が多いんだ……？｣

いつもはのんびりとゆったりした空間であるこの喫茶店が、なぜか今日はがやがやと混雑している。

山｢もしかして、この間の女子高生たちから広まったのかな？

客層も若い人が多いみたいだし。｣

薮｢もしそうだとしたら、みんなこれ涼ちゃん目当てじゃない……？｣

山｢たしかに……。｣

そう言って、苦笑いする涼ちゃん。

薮｢どうするかな……。

涼ちゃんの体のこともあるし。｣

山｢僕のことなら気にしなくて大丈夫だよ。｣

本人はこう言っているが、涼ちゃんの能力というものは簡単にホイホイ出来るものではない。

実際、何度も能力を使ってしまうとその対価として涼ちゃん自身に負荷がかかってしまうのだ。

薮｢そう言ってこの間倒れたのはどこの誰だっけ～？｣

山｢……ごめんなさい。｣

薮｢別に謝って欲しいわけじゃないんだよ。

ただ、涼ちゃんは自分の体をちゃんと大切にしてあげてね。｣

…………………あの人と同じ道を歩まないように。

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手違いで非公開になってました、すみません……！！