【w.r.w.r.d!】どうやら彼の愛は重そうです

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少し早歩きで食道へ

何しようか迷いながらもサンドイッチを自分用に取る
それからゾムさん用に真剣に悩み


後ろからやってきたエーミールさんが話しかけてきてくれて
周りの視線が痛いが、これ以上悩むよりは…と彼の助言を聞くことに


「ゾムさんはAさんが持ってきた物なら何でも食べますよ」


なんて微笑んでくれて
それを聞きいれ適当に選んでしまった
お世辞がお得意で……

彼は別れ際に
「ゾムさんに宜しく言っておいてくださいね」と手を振りそれに頭を下げた




やはり癒し代表か




『ゾムさん、何がいいです？エーミールさんが何でも食べるって』
「ふふ、確かにゾムは何でも食べるな」
「Aあーんしてや」


『しませんよ』
「しろや」
「はいゾムあー「自分で食うに決まっとるやろ」つれないなぁ」




胃に優しいものをと思ったが、彼は構わずとパンを口に入れる



まぁそんな気はしてましたよ

私もその近くでご飯を食べながらぼんやり2人の話を聞いていれば
「あん時はありがとな」とゾムさんがふと私を見た




あの時

多分森の中の時か？



『私は別に……なにも』
「Aちゃんのおかげなんやから、もっと胸張り？」
「……別にあそこで少し寝てから行っても俺は良かったんやけどな」


『少しどころか永眠ですよ、あの出血量』
「ホンマにな、反省してもらわんと」
「しゃーないやろ、いやぁまさかバレるとは思わんかったわ…予想外予想外」





ケラケラ笑っているゾムさんにしんぺい神さんは溜息をつき
「反省せんと次は添い寝やで」と釘を刺せば彼は即座に顔を逸らした

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