【w.r.w.r.d!】どうやら彼の愛は重そうです

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うるさい心臓


泣きたくなるほど熱い顔
手は緊張からか震えていて


鬱さんの顔さえ見れない





『…っわ！？』
「Aちゃん……緊張してん？」




彼はソファーの奥に座り動かない私の腰を抱いた

そのせいで急接近した体
そして軽く唇が首筋に当たる
それだけでもこれまでにないくらい顔は熱くて



許してくれ…

と願うように彼の名前を小さく呼べば


「じゃあ真似したって？」
と彼はイタズラに笑った
無防備だった私の首に彼は入り込み「ぢゅっ…」と音を出す






『っ、ちょっ……話が違…っ』
「んー…はい出来た、ほら簡単やん……な？」

『そ、そういう意味じゃ…』
「あー……じゃあこのまま別の行為でもする？」





腰に添えられていた手がゆっくり上下に往復し始めて
『わ！！！わかっ、わかりました！！！』
と声を上げる



そんな私を見てクスクス楽しそうに笑うこの男は絶対に確信犯だ


グルグルと頭がパンクしそうで

ええい！やれば終わりだ私！！
と自分を叩き彼の綺麗な鎖骨あたりに唇を付けた





恥ずかしさを通り越してどうでも良くなってくるのは気のせいか

いや気のせいじゃない

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