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じんわり熱くなる目尻
唸るようにコネシマさんに抱きつけば
「はぁ！？ちょ…っだ、大先生に見つかったらどないすんねん」
とか言いつつも受け止めてくれて
ゾムさんは安心したように笑った
「おいコラシッマァ！！！！！」
「ゲッ……大先生」
城の方から大声が聞こえ、コネシマさんが慌てて私を引き剥がす
が、もう遅い
「あ、俺逃げマース」
『ゾムさんずるい！！』
面倒事はゴメンだと逃げるゾムさん
コネシマさんは逃げ遅れ、鬱さんに捕まり
私も勿論逃げられず
私の持っている物を見た鬱さんはチラリとコネシマさんを見て「へぇ〜ふぅ〜ん……」と目を細めた
「な、なんやねん」
「シッマも……へぇ〜」
『あ、コネシマさん…ありがとうございます』
「おう」
彼の見せる笑顔はやはりキラキラしていて
やはりイケメン……
なんて思いつつも宝石を握り締めた
ふと空を見ると太陽は真上にあって
隣で騒がしい2人の会話を聞いていれば
「A〜！お茶しようや〜！！」
よく通る声が響く
声のする方に顔を向ければ
オスマンさんとグルッペンさん、エーミールさん…そして声の主であろうロボロさんが手を振っていて
今のうちだ。と逃げるように、鬱さん達を置き去りにしみんなの方へ向かう
グルッペンさんが私の顔を覗き「顔色良さそうやな」と満足そうに笑った
「疲れたやろ？今日はもてなすめぅ」
「Aさん体調の方は……」
『大丈夫です、早く行かないと鬱さんが……』
「あ"、大先生来てるで！？」
「…めんどいな……行くゾA」
『え、え！？』
グルッペンさんが私を米担ぎし足が宙に浮く
みんな驚いていたが彼は構わず走り出し
私の悲鳴が響く廊下、鬱さんの怒ったような声がしたが、ふと声の方を向けば笑顔が見えた気がする
そして
『し、死ぬかと思った……』
「久しぶりに走った……」
「よう逃げ切れたな俺等……」
「あれ、エーミールは……？」
「……捕まったな」
あぁ、ドンマイエーミールさん
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美雨 - 小説で久しぶりに泣きました。最高の作品でした。大好きです。 (7月26日 18時) (
レス) id: c21832273f (このIDを非表示/違反報告)
はーな(プロフ) - 読み終わったあと感動で胸が締め付けられました。神作に出会えてよかったです!! (2022年9月2日 19時) (レス) @page27 id: e031897919 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 泣けた。やばいですよもう。 (2022年8月14日 21時) (レス) @page27 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 感動してめちゃめちゃ泣いた.....しかもこの小説私の誕生日に作られてる、運命かな......... (2022年7月19日 21時) (レス) @page27 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
あたり(プロフ) - 最近この界隈に戻ってきて転生と外せかのシリーズを読み返していたのですがこれは読んだことなかったなと気付き読み始めたら…感動しました……外せかはガチで泣きましたけどこの作品も相当良かった……なんで当時読まなかったのかが不思議です…ありがとうございました (2022年4月17日 12時) (レス) @page27 id: f83fcb16fe (このIDを非表示/違反報告)
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