顔出し厳禁な歌い手さんは女装が趣味らしい【歌い手】【男主】

その男、luz ページ27

　
＿はぁ…何故こうなったんや…？



あ、どうも。るすやけど。



今何してると思う？






…正解、道に迷った。


今日はまふとお出掛けすることになってて、言われた通りの道で来たはずやねんけど…おっかしぃなぁー…



とりあえず適当に歩いていれば何処かしらに着くだろうと適当に歩いていた。


グー●ル先生？見方良く分からないから使えへんよ。





暫く歩いていると声が聞こえた。
それも、何か言い争う様な女の声。



好奇心と心配の気持ちで近付いていくと思った通り女の子が絡まれとった。



関わると面倒だからそのまま見てみぬふりをしようかと思った。
けど、その女の子は普通に可愛くて、綺麗で。


助けたら、連絡先とか聞けるかな…。



ついそんな事を思ってしまった。




暫し見続けていると女の子の顔が段々険しくなってきた。多分捕まれている所が痛いんやろな。



そう思うと自然と体が動いており気が付いたらその男達の後ろにいて、



luz「ちょっと、おにーさん達。離してあげなよ」



そう言っていた。



不良4「あぁん？誰だテメェ。」


不良2「コイツのツレか？」



わぁお、本当に不良ってこんなこと言うんやね！



ちら、と女の子を見ると視線で助けてと言っているのが分かった。



luz「そう。ソイツの彼氏やけど。文句ある？」



不良1「チッ、んだよ…彼氏持ちかよ…」



一人がそう吐き捨てる様に言うとぞろぞろと帰っていく不良達。




余りにもあっさり諦められて少しガッカリした。



だって、普段ジム行ってる成果この女の子に見せてやりたかったんやもん。









あれ、今俺なんて…？

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